2023年2月6日
お知らせ
シヴァプラム・プラバカールIGES適応と水環境領域上席研究員は、この度World Adaptation Science Programme(WASP)の政策金融委員会のメンバーに選定されました。WASPは主に、脆弱な途上国における気候変動への適応を成功させるために、適応に関する知識のギャップを埋め、意思決定者に、科学的根拠に基づく政策、解決策、アクションを提供することをビジョンとして掲げています。
WASPは、2018年にポーランドのカトヴィツェで開催された国連気候変動枠組条約第24回締約国会議(UNFCCC COP 24)で発足し、その後、国連環境計画(UNEP)、世界気象機関(WMO)、UNFCCC事務局、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)事務局、緑の気候基金(GCF)、地球環境ファシリティ(GEF)、国連大学(UNU)という7つの国連機関が中心になって運営してきました。
WASPの政策金融委員会は、銀行、投資家、科学と政策のインターフェースに携わる関係者、政策立案者など、政策金融部門のメンバーで構成される国際委員会です。この委員会は、関連する政策・金融コミュニティや組織とコミュニケーションを取り、ネットワーク構築を支援すること、政策・金融コミュニティや組織が特定する適応に関する知識のギャップに対処し、適応に関する情報共有を支援すること、さらに、隔年で行われる気候変動適応に関する「Adaptation Futures Conference(適応未来会議)」を支援・共同開催することなどをその責務としています。