IGESとASEAN事務局は、「気候変動予測を洪水・地すべりリスク評価に統合した災害リスク軽減に関するASEANプロジェクト(ASEAN DRR-CCA)」について、新たなウェブサイトを公開しました。IGESは、ASEAN防災委員会(ACDM)の指導のもと、ACDMの予防・緩和ワーキンググループを通じてDRR-CCAプロジェクトで中心的な役割を果たしてきました。
このウェブサイトでは、日本政府が日本・ASEAN統合基金(JAIF)の支援を受け、ASEANにおけるDRR-CCAに関する情報や最新動向を広く一般に発信することでアドボカシー活動を推進するとともに、プロジェクトの第一段階で達成した成果を詳しく紹介しています。これらの成果には、ミャンマーとラオスにおけるパイロット研究、気候変動予測を洪水・地すべりリスク評価に統合することを実証する一連のトレーニングセッションと現地調査の概要、洪水・地すべりリスク管理のベストプラクティスを学ぶ現地訪問のレポートなどが含まれます。またこのwebサイトでは、この地域の人々の声やプロジェクトに関わるスタッフの声を動画でご覧いただけるほか、プロジェクトに関する様々なファクトシートのダウンロードが可能です。
最近発表された2つのASEANの出版物、「気候変動予測を洪水リスク評価と河川流域レベルでのマッピングに統合するガイドライン」と「気候変動予測を河川流域レベルでの地すべりリスク評価とマッピングに統合するガイドライン」の英語版も掲載されています。これらは、ビルマ語版、ラオス語版でも近日ダウンロード可能になります。
気候変動予測を洪水・地すべりリスク評価に統合した災害リスク軽減に関するASEANプロジェクト(ASEAN DRR-CCA): https://www.aseandrr.org