甲斐沼美紀子IGES研究顧問が 「KYOTO地球環境の殿堂」第15回殿堂入り者に決定

2024年4月24日
プレスリリース

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES:アイジェス)の甲斐沼美紀子研究顧問が「KYOTO地球環境の殿堂」第15回殿堂入り者に決定しました。10月14日に表彰式が開催される予定です。

「KYOTO地球環境の殿堂」は、世界で地球環境の保全に多大な貢献をした方の功績を永く後世にわたって称えるものです。京都は、国連気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)が1997年に開催された場所であり、世界で初めての国際的な温室効果ガス削減目標が合意された「京都議定書」が生まれた場所です。その名を冠する「KYOTO地球環境の殿堂」に選ばれた方は、COP3の舞台となった国立京都国際会館にその功績が展示されます。IGESからは、2014年に故宮脇昭国際生態学センター名誉センター長、2022年に西岡秀三参与が殿堂入りしており、甲斐沼研究顧問が3人目の殿堂入り者となります。

甲斐沼研究顧問は長年にわたり地球温暖化・気候変動の研究に携わり、パリ協定で合意された2℃目標(努力目標 1.5℃)を受けて気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2018年に発表した「1.5℃特別報告書」では執筆者を務めました。2℃と1.5℃の気温上昇による影響の違いが大きい事を示した同報告書の執筆者の一人として、パリ協定の長期目標を2℃から1.5℃に強化する知見を広めるなど、脱炭素社会の実現に向けて取り組んできた活動とその功績が評価され、今回の殿堂入りとなりました。

KYOTO地球環境の殿堂
https://www.pref.kyoto.jp/earth-kyoto/