レジリエントでネットゼロなASEAN共同体への移行 - ASEAN気候変動状況報告書について

2021年11月11日
お知らせ

11月11日、IGESは、「ASEAN気候変動状況報告書(ASCCR)」についての動画を公開しました。ASCCRは、ASEAN事務局がIGESと共に、ASEAN気候変動作業部会(AWGCC)とASEAN環境担当高級実務者の所掌下で開始・調整し、日・ASEAN統合基金(JAIF)を通じた日本政府からの多大な支援で可能となったものです。


本動画では、クン・ポアックASEAN前事務次長(社会文化共同体担当)、正田寛環境省地球環境審議官、高橋康夫IGES所長のレポート完成に寄せた祝辞とコメントをご紹介しています。それぞれ、本レポートの背景や今後の展望にも触れ、ASEAN地域の脱炭素化と持続可能な発展に向けた大きな一歩としてレポートの重要性を強調しています。さらに、本レポートの執筆者の1人である、IGESの有野洋輔研究員が、本レポートの概要やポイントについて解説します。

英国・グラスゴーでのCOP26におけるASEAN各国の発言や行動が大きく報道されるなど、世界の脱炭素化に向けて、ASEAN地域はますますその重要性を増していくことでしょう。こうした中、本稿は科学的な知見に基づき、ASEAN各国の気候変動の緩和・適応両分野における現在の状況を明らかにし、2030年、2050年に向けた具体的な道筋を示した初めてのレポートです。

この動画を通じて、本稿の意義や概要をより多くの方にご理解いただければ幸いです。

 

動画URL:https://youtu.be/w4uMlEc0FeU(日本語字幕版は近日公開予定です。)
レポート: https://www.iges.or.jp/en/pub/asean-state-climate-change-report/en