武内和彦IGES理事長が令和3年(第15回)「みどりの学術賞」受賞

2021年3月19日
プレスリリース
4月23日授賞式の様子(2021年5月6日掲載)
4月23日授賞式の様子(2021年5月6日掲載)

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES:アイジェス)理事長、武内和彦が令和3年(第15回)「みどりの学術賞」を受賞することが決定しました。4月23日開催予定の「みどりの式典」にて授与されます。

「みどりの学術賞」は、国内の植物、森林、緑地、造園、自然保護等に関する研究や技術の開発など「みどり」に関する学術上の功績のあった個人に内閣総理大臣から授与されるものです。

今回の受賞は、「人と自然が共生する社会(自然共生社会)の実現に向けた地域生態学の実践とサステイナビリティ学への展開」に関する功績が評価されたもので、「客観的で定量的な環境保全機能の評価に基づく総合的な地域環境管理計画手法を提案し『地域生態学』の分野を確立するとともに、里地・里山の景観構造や生物多様性の維持機構に関する研究を進め『SATOYAMA イニシアティブ』を主導するなど、二次的な自然生態系の保全と利用の重要性を国内外に発信した。また、研究成果を持続的な社会-生態システムの再構築を目指す『サステイナビリティ学』へと展開し、FAO(国際連合食糧農業機関)の世界農業遺産認定の活動を学術面から支援するなどその社会実装を後押しした。これらの成果と卓越した発信力により、人と自然が共存可能な社会の実現に向けた研究を先導し、各地の持続可能な地域環境づくりの活動の拡大に大きく貢献した(内閣府ウェブサイトより)」とされました。

今回の受賞によせ、武内IGES理事長は次のように述べています。
「長年にわたって積み重ねてきた俯瞰的、政策的な研究を評価していただき、大変ありがたく思います。受賞を機会に、地球環境政策や自然環境政策の国内外での進展に向け一層の貢献ができるよう、努力を重ねていきたいと考えています」

 

みどりの学術賞について(内閣府ウェブサイト)

https://www.cao.go.jp/midorisho/houdo/houdo210312.html

令和3年(第15回)みどりの学術賞受賞者 功績概要(内閣府ウェブサイト)

https://www.cao.go.jp/midorisho/houdo/pdf/jusho15.pdf