1月8日、粟生木千佳IGES持続可能な消費と生産領域主任研究員による、「欧州事例から見る資源効率性・循環経済政策指標の現状と展望」が、第17回環境情報科学ポスターセッション一般の部で理事長賞を受賞しました。これは、昨年12月開催の2020年度環境情報科学研究発表大会におけるポスター発表のうち、最も総合評価が高かったと判断されたものです。
粟生木主任研究員は、資源効率性および循環経済に関する調査研究に豊富な経験を有し、国際政策プロセス支援や企業への助言など幅広い活動に従事しています。今回の受賞を受けて、粟生木主任研究員は以下の通りコメントしています。
「資源効率的な社会・循環経済への移行に向けてその進捗を測る指標は非常に重要な役割を果たします。現在、各国がさまざまな個々の指標を設定していますが、本研究は、国際的なレベルでの資源効率性・循環経済議論の発展のためには、指標の観点でも国際的な整合性ないし比較可能性を高める必要があるとの認識に基づくものです。今回の受賞を大変喜ばしく受け止めるとともに、身が引き締まる思いです。これを端緒に今後も研究を積み重ねてまいります。最後に、研究の機会をくださった、共著者でもある立命館大学の橋本征二教授に心より感謝申し上げます」
IGESは、今後も各研究員の研究を支援し、その研究成果を発信することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
参考リンク
第17回(2020年)環境情報科学ポスターセッション 優秀ポスターの発表
https://www.ceis.or.jp/data/postersession17/poster17_hyosho.pdf
一般社団法人環境情報科学センター
https://www.ceis.or.jp/symposium.html