「脱炭素化と持続可能な開発に向けた都市に関する日中韓共同研究に関する第1回研究会合」開催

2018年9月25日
お知らせ

10月16日(火)、中国・北京において、中国国家気候変動戦略・国際協力センター(NCSC)、韓国環境研究所(KEI)、韓国グリーン技術センター(GTCK)との共催により、脱炭素化と持続可能な開発に向けた都市に関する日中韓共同研究に関する第1回研究会合を開催いたします。

本共同研究は、2016年に開催されたCOP22で、日中韓三ヵ国による脱炭素社会実現のための共同研究を行うことが提案されたのち、2018年6月に開催された日中韓三ヵ国環境大臣会合(TEMM)において、脱炭素モデル都市として相互の事例共有や、アジアに向けたモデル事例として発信していくことを目的に、各国から3都市を選定しその共同研究を行うことが合意されたことを受け、実施されるものです。

IGESは環境省の支援のもと、本共同研究をリードしてまいりました。2017年9月には日中気候研究政策対話のセッションの1つで都市の役割について議論し、日中韓の研究機関の研究活動が共有されました。2017年11月に実施したCOP23ジャパンパビリオンのサイドイベントでは、日中韓の政策担当者、研究者、自治体担当者らから脱炭素都市に向けた取組の現状、最新の研究成果等が共有され、会場からは本研究成果のアジア展開への期待が述べられるなど、着実に本共同研究の成果を積み重ねてまいりました。

このたびの第1回共同研究会合の実施にあたっては、IGESの都市に関する研究と、様々な自治体との連携協定などを通じた知見を基に推薦した長野県、横浜市、富山市がモデル都市として選定されました。さらに、今回の共同研究会合の成果を、12月にポーランドで開催されるCOP24において発表する予定です。

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