気候変動の進行は、都市の水環境に多面的な影響を及ぼしています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書では、都市・集落・主要インフラに対する気候変動影響とリスクが評価されており、特に沿岸部や低地の都市・集落では、海面上昇や沿岸域の気候ハザードにより、今世紀中に深刻な影響を受ける可能性が示されています。また、水資源をめぐっては、降水や流出の変化により水供給の不確実性が高まる一方、都市への人口流入や経済活動の変化に伴って水需要も変動しており、水環境をめぐる課題は一層複雑化しています。
さらに、温暖化の進行に伴い、海洋や雪氷圏を含む気候システムの変化が、海面上昇、降水パターンの変化、極端現象を通じて都市の災害リスクを高める可能性があります。こうした影響は、水不足、洪水、都市型豪雨による浸水被害など、地域ごとの社会・経済条件や適応能力に応じてさまざまな形で現れます。
こうした動向を踏まえ、本セッションでは「気候変動と水環境」を切り口に、都市のレジリエンスを支える科学的知見とその活用可能性を議論します。3名の専門家による発表とパネルディスカッションを通じて、将来の水資源や都市型水害リスクの予測・評価を、 アジア太平洋の都市・地域における適応の計画・実装、リスクに基づく意思決定、持続可能な都市づくりにどうつなげるかを検討し、科学、政策、地域実践を結びつける知見を共有します。
イベントの詳細
日時
2026年9月30日(水)14:00 - 15:30
会場
オンライン
使用言語
日本語 / 英語
(同時通訳あり)
コンタクト
ISAP2026 Secretariat
[email protected]
プログラム