Results 1 - 8 of 8 (Sorted by date)
Policy Brief
先進国を中心とする木材需要の高まりに応じて、人工林の総面積は過去20年で10倍に拡大した。荒廃地等における人工林の増加は、天然林に対する伐採圧力を緩和し、気候変動の抑制、住民の生計への支援、国家の開発政策への寄与など、極めて重要な役割を担っている。 現在、世界の人工林の60%以上はアジアに存在している。近年におけるアジアの人工林面積の急激な拡大は、特に中国、ベトナム、インドなどにおいて大規模な造林プログラムが実施されてきた結果である。しかし、農村地帯における企業又は政府主導の人工造林は、地域住民を彼らの生活の重要な基盤となっている土地から排除する結果となることが多く、しばしば地域の社会紛争を引き起こしてきた。造林プログラムに地域住民が参加している場合でも、土地利用が制限されるため...
Policy Report
木材の公共調達政策に関する研究成果をまとめた本書では、日欧における政策の比較分析を行い、日本が合法性や持続可能性を満たした木材の調達を優先させるための提言に加え、効果的な調達政策が兼ね備えるべき要素を包括的に示している。 Remarks: English version is available at: http://pub.iges.or.jp/modules/envirolib/view.php?docid=983 If you wish to receive a hardcopy of the report, please contact [email protected].
Conference Proceeding
セミナーでは、地球の友ジャパンの招きで来日した極東ロシアからのゲスト2 名と国内専門家5 名により、極東ロシアの森林保全の現状と課題について、現地および地域の二つのレベルから報告が行われた。  現地レベルの報告では、冒頭にアルカディ・カザ氏(ロシア沿海地方先住民族ウデヘ族猟師)とアンドレイ・ザハレンコフ氏(極東ロシア非木材林産物利用協会)が、ソビエト崩壊後の混乱の中で窮地にある地域住民の実状と生き残りをかけた各種の取り組みを紹介し、日本からの支援を訴えた。  加えて、佐々木史朗氏(国立民族博物館)と田口洋美氏(狩猟文化研究所)が、豊かな森林が育む生物多様性を基盤とした先住民族の狩猟活動について歴史的・文化的な視点を交えて紹介し、持続的森林利用の課題を示した。  地域レベルの報告では、まず...