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Policy Report
EU排出枠取引指令の内容、排出枠取引指令が確定するまでの過程を検証する。そしてこの過程から、ドイツと英国が他国に先駆けて気候政策を展開してきたが故にEU全域における排出枠取引制度の導入によって国内政策との調整を要することを懸念し、排出枠取引策定過程に介入を試みたことを浮き彫りにする。その上で、両国が、その意見が完全に反映されたわけではないにもかかわらず、なぜ最終的に指令に合意したのか、その要因を導き出すことを試みる。
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2002年は、1992年に開催された地球サミット(環境と開発に関する国連会議、リオサミット)から10年を迎え、8月 26日から9月4日まで、南アフリカのヨハネスブルグで持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD、通称ヨハネスブルグ・サミット)が開催された。その目的は、地球サミット後、環境関連の国際条約の実施や、各国の環境と開発に関する行動計画である「アジェンダ21」の実施等の取組みが行われたものの、地球環境の悪化傾向に歯止めがかからないことから、この10年の評価を行い、持続可能な開発への地球規模での取組みを再活性化させることであった。会議では、持続可能な開発実現に向けたヨハネスブルグ宣言が採択され、改めて持続可能な開発の実現に向けた各国首脳の決意が示された。 ヨハネスブルグ...