SDGsの手法とツールがよくわかる本

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2015年9月に国連で採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核を成すのがSDGs(持続可能な開発目標)です。SDGsの達成には、政府だけでなく、ビジネス界、市民社会などの積極的な貢献が必要とされています。

SDGsを含む2030アジェンダには、2030年の世界のありたい姿や守るべき原則が書かれているものの、それを実現していくための方法や具体的なステップは書かれていません。そこで本書では、主に企業の方向けに、SDGsに取り組むための方法や具体的なステップを説明することを試みました。

知識編では企業にとってなぜSDGsが重要なのかを解説し、実践編では具体的な取り組みのステップとツール、先進的な企業の取り組み事例を紹介します。

ページ数
256ページ

出版社(秀和システム)書籍ページ https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798059143.html

目次
第1部 知識編

 第1章 SDGsとは
  1-1 SDGsとは
  1-2 SDGsができた背景にある地球と人類の危機
  1-3 SDGsができた経緯と「持続可能な開発」という考え方
  コラム みんなの声を集めて作られたSDGs
  1-4 おさえておくべきSDGsの特徴と本質
  1-5 SDGsの内容と構成
  1-6 実施、フォローアップ・レビューの仕組み
  コラム 政府による自発的な発表に意味はあるの?

 第2章 企業にとってなぜSDGsが重要なのか
  2-1 持続可能な社会への移行と企業の役割
  コラム 消費者の立場から見つけるSDGs時代のビジネスのヒント
  2-2 企業がSDGsに取り組むメリット
  コラム 企業による環境コストの内部化と情報開示が必要な理由
  2-3 企業によるSDGsの取り組みを後押しする流れ
  コラム 持続可能な開発を目指す様々な取り組み:環境アセスメント
  2-4 企業がSDGsに取り組む際の注意点
  コラム SDGsの実践に備えて現状を把握しよう
  コラム ヨーロッパなどでSDGsへの取り組みが進む背景

第2部 実践編

 第3章 企業がSDGsに取り組む際の考え方
  3-1 SDGsに取り組む際の4つの視点と組織の構成要素
  3-2 アウトサイド・インのアプローチとシステム思考
  3-3 様々なSDGsのガイド

 第4章 優先課題の決定と目標の設定
  4-1 実践の前に
  4-2 長期ビジョンの策定
  4-3 優先課題を決定する
  4-4 目標の設定
  4-5 目標の設定に使えるKPIツール
  補足説明1 ライフサイクルアセスメント
  補足説明2 Future-Fitビジネス・ベンチマーク

 第5章 統合と実践
  5-1 持続可能性に関する目標を企業に定着させる
  5-2 すべての部門に持続可能性を統合する
  5-3 組織運営を通じた実践
  5-4 企業活動を通じた実践
  5-5 パートナーシップを通じた実践

 第6章 報告とコミュニケーション
  6-1 報告・コミュニケーションの意義と対象
  6-2 報告の手順と報告枠組みを見る視点
  コラム 情報開示におけるESGとSDGsのアプローチの違い
  6-3 GRIスタンダードとSDGs報告
  6-4 ESG金融向けの報告枠組み
  6-5 個別分野の報告枠組みなど

 第7章 SDGsへの先進的な取り組み事例
  7-1 花王株式会社
  7-2 有限会社川田製作所
  7-3 コニカミノルタ株式会社
  7-4 株式会社太陽住建
  7-5 日本生命保険相互会社
  7-6 株式会社ハートフルタクシー
  7-7 不二製油グループ本社株式会社
  7-8 株式会社ユーグレナ
  7-9 Royal DSM
  7-10 日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)
  7-11 日本―インド 技術マッチメイキング・プラットフォーム(JITMAP)

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