シリーズ激動中国 パリ協定後の気候変動政策:その43 躍進する中国再生エネルギー戦略(1)

In 隔月刊 地球温暖化
Volume (Issue): 2024/11
Non Peer-reviewed Article
cover image

今年8月、中国政府は、国内再生可能エネルギー設備の導入総量が、初めて石炭火力発電設備総量(13.9億kw)を超えたことを発表した。2024年6月末時点で、風力、太陽光、水量発電設備の合計導入量は、それぞれ4.67億kw、7.14億kw、4.27億kwに達した。バイオマス発電設備を含め、中国再エネ発電設備総量は16.53億kw、国全体発電設備容量の53.87%に相当する量だ。2023年における風力と太陽光発電総量は、それぞれ8090億kwhと5833億kwhであり、併せて国全体発電量の15%に該当する規模である。2018年の7.6%から、わずか5年で2倍以上に拡大したことになる。

Author:
Date:
Topic: