森林に関するニューヨーク宣言の進捗状況 森林に関する各国の気候変動対策の評価 目標7進捗評価レポート 要約

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森林に関するニューヨーク宣言(NYDF)の目標7は、「国際的に合意されたルールに則り、2度目標に適うべく、2020年以降の気候に関する世界的な合意の一部として、森林減少と森林劣化による排出量の削減を2015年に合意すること」である。国際的な気候アジェンダにおいて森林が極めて重要な役割を果たすということが、パリ協定に明記されたことで、森林に関するニューヨーク宣言(NYDF)の目標7は達成されたことになる。しかし、気候危機を緩和するためには森林が不可欠であるという国際的な認識にもかかわらず、世界中で森林減少と劣化が続いており、世界的に森林の保護、回復、持続可能な管理がかつてないほど急務となっている。そのため、NYDFアセスメントパートナーズは、世界の森林の保護、回復、強化を促進するための各国政府の取り組みを評価することが時宜にかなっていると考えている。

本報告書では、政府の取り組みを3つの側面、すなわち、各国が森林と気候に関する誓約をどれだけ野心的に実施しているか、政府が森林に関連した気候緩和活動にどれだけ投資しているか、そして、国レベルで森林関連の緩和目標を達成するための戦略をどの程度実施しているか、について検証した。そして、この3つの観点から、政府に何ができるのかを提言した。

本翻訳はNYDF Assessment Partners「Taking Stock of National Climate Action for Forests: Goal 7 Progress Report (Executive Summary)」の公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)による暫定非公式訳である。NYDFAssessment Partnersは、2015年にNYDFの目標に向けた進捗状況をモニタリングするための独立した市民・社会団体のイニシアティブとして設立された。日本からは(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)が参加している。

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