第1期戦略研究報告書環境ガバナンスプロジェクト

Business Report
第1期戦略研究報告書環境ガバナンスプロジェクト

IGES 環境ガバナンスプロジェクトの主要な目的は、アジア地域の環境ガバナンスに関連する主要な問題を検討分析して、アジア地域について具体的な政策を提言することであった。複数の国と小地域の環境ガバナンスシステムを選び出し、横断的な方法で比較検討を行うこととされた。
したがって環境ガバナンスに関する研究プロジェクトの主要な構成要素の一つは、アジア諸国の国別環境ガバナンスのケーススタディーである。もう一つの構成要素が、アジアの現在ある、または生成しつつある国際的な(特に、小地域レベルの)環境協力のプログラムやメカニズムの比較分析である。
IGES の活動の準備のなかで、1998 年6 月のIGES 理事会及び評議員会によって承認された研究計画によって定められた目的、目標、方法論に従って研究活動が行われ、比較研究のために必要な分析枠組みはリソースパーソンとプロジェクトリーダーによって作られた。
さらに、環境ガバナンス・プロジェクトでは、日本の民間企業における環境管理の方針と実践、経済のグローバリゼーションと環境ガバナンスの関係についての予備的な文献調査とタイのケーススタディーなどにも取り組んだ。
プロジェクトのための人材確保やマネジメントにおいて大きな問題があったが(その結果、残されたプロジェクト・スタッフに課せられた制約は深刻なものであった)、プロジェクトの活動はゆっくりとではあったが着実に進み、各研究分野におけるいくつかの新しい洞察や結論、あるいは現段階ではまだかなり一般的なレベルではあるが、いくつかの政策提言をもたらし、最終的には期待された独創性のある成果を得ることができた。
人材面と資金面でIGES 内で利用可能なリソースが限られている中で、当初の研究プログラムやそれに続く作業(実施)計画に従って、適時にそして順調にその目標と目的を達成することができたとい言ってよい。環境ガバナンスという複雑で横断的な問題を分析して、政策のガイドラインや提案を検討するために必要な方法論と手法を開発し適用するという第1 期の活動成果としては、ほどほどのものであるがほぼ満足できるものであった。

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