環境報告書セミナー: GRIガイドライン改定が与える影響

近年、環境コミュニケーション(環境問題に関する多様な利害関係者間の情報共有)における企業の役割の重要性がわが国及び欧米 諸国をはじめとする国々で声高に叫ばれている。そうしたなか、国連環境計画(UNEP)や各国の会計士協会、企業、非営利団体等に よって構成される国際的なプログラムであるGRI(Global Reporting Initiative)が策定する、企業等による自発的な持続可能性報告の 実質的な世界標準を目指すガイドライン(GRIガイドライン)に対する注目が集まっている。
GRIガイドラインは、環境面での報告に加えて、経済面と社会面の報告も求めるものであり、国内において多くの企業の環境報告書や、環境省及び経済産業省の環境報告書ガイドラインでも参考にされている。現在、GRIは、同ガイドラインのパフォーマンスに係る指標等の改定作業を行っており、2002年半ばに公表することを目指している。
このたびIGESでは、GRIが2000年6月に公表した持続可能性報告ガイドラインの概要とその改定作業の最新状況を紹介し、同ガイドラインと各企業が作成する実際の環境報告書との関わりについて探ることを目的としてセミナーを開催した。セミナーでは、GRIガイドライン及びその改定作業の状況について専門家が講演を行い、その後同ガイドラインを参考にした環境報告書を実際に作成している企業担当者と専門家とによるパネルディスカッションを開催し、世界標準を目指すガイドライン策定への見通 しや、それによるわが国企業への今後の影響等について議論を行った。

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