環境研究総合推進費中間研究成果報告書(2-1909)サブテーマ4「土地利用変化時の土壌炭素量変化に関するインベントリ算定の実装に関する研究」

Commissioned Report

本中間評価報告書は、環境研究総合推進費(2-1909)のサブテーマ4「土地利用変化時の土壌炭素量変化に関するインベントリ算定の実装に関する研究」の中間研究成果を取りまとめたものである。2019年4月に提出されたUNFCCC附属書Ⅰ国(先進国)による最新の温室効果ガスインベントリ(NIR、CRF )を収集し、開発地への変化に伴う土壌炭素量変化、及び土地利用変化データの把握に関する算定方法について調査、整理した。加えて、2019年9月末時点に提出されたUNFCCC非附属書Ⅰ国(途上国)のインベントリも収集し、土壌炭素量変化の報告状況を調査した。本研究課題のESM法を用いた開発地への転用に関する土壌炭素量変化係数の設定については、他に事例のない先駆的な研究事例であり、課題となっている土地造成に伴う影響について科学的な説明をしている国もこれまでないことが分かった。他方、開発地の土地利用パターン(例:舗装等の被覆地と緑地)、所在(都市と地方)を考慮している国は複数見られるため、現在の開発地への転用時の土壌調査の想定では、一度造成により裸地となった状況を考慮し、その後の樹木植栽や芝生地への転換は、現在植生回復活動で適用している裸地からの差分法による炭素増加として考慮する形となっているが、開発地内の様々な土地利用パターンに対応しきれているか、係数の設定時に考慮することが期待される。

Author:
Masahiro
Amano
Atsuhi
Sato
Date: