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2022年10月3日発行
G20環境・気候大臣会合 なぜコミュニケは採択されなかったか?
お知らせ
G20環境・気候大臣会合を振り返る - 研究員の解説を掲載
8月31日にインドネシア・バリで開催されたG20環境・気候大臣会合では、コミュニケ(共同宣言)ではなく、議長総括の形で成果が発表されました。コミュニケが採択できなかった背景、そして一方で、議長総括において大きく取り上げられた資源効率性・循環経済の重要性について、IGES研究員が解説しています。

「研究者の視点」

ブリーフィングノート「G20 環境・気候大臣会合の結果を受けたコメント~環境パートに関して~」

G7・G20サミット特集2022

循環経済パートナーシップ(J4CE)、循環経済を通じた脱炭素化などの注目事例集を公開
環境省、経済産業省ならびに一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)により設立され、IGESが事務局を務める循環経済パートナーシップ(J4CE)は、9月15日、日本企業による循環経済の好事例を集めた「注目事例集2022年度版」を公開しました。昨今、幅広いステークホルダーによる循環経済の促進が脱炭素の実現に不可欠であるとの認識が高まっていることから、本年度は、脱炭素の観点や業種の多様性を重視して事例を選定し、さらに素材や取り組みの特徴などをもとに8つの切り口で整理して紹介しました。

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地域・都市の視点からの循環経済推進に強みを持つノルウェーのNPO「Circular Regions」と協力協定を締結
8月26日、ノルウェーを拠点に循環経済への移行を推進するNPO団体である「Circular Regions」と協力協定を締結しました。IGESおよびCircular Regionsはともに、国と個人や企業をつなぐハブとしての地域・都市のポテンシャルに着目した上で、持続可能な社会への転換に資する事例の展開や組織間協力などを積極的に行っています。今後は、双方の知見や経験を共有した上で、国際的なネットワークのさらなる拡充や、循環経済に関するベストプラクティスの発信などに努める予定です。

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IGES公式ブログ「もっと知りたい世界の森林最前線」森林カーボンクレジットの特性を踏まえた管理・活用方法に関する記事を公開
2050年ネット・ゼロの達成には、2030年頃までに森林減少をなくし、土地関連の排出をゼロにすることが不可欠であり、森林カーボンクレジットの果たしうる役割は大きいものです。しかし、昨年12月に日本経済新聞が森林カーボンクレジットの信頼性に疑問を呈する特集記事を掲載し、大きな反響を呼びました。それに対して今年8月、国際的に主流なボランタリーカーボンクレジット発行スキームのひとつであるVCS (Verified Carbon Standard)を管理するVerraが日本語で反論を公開しましたが、森林カーボンクレジットには複雑かつ高度な専門知識が要求される中で、実際に投資方針に迷う企業も見られるようです。今回の記事では、クレジットの特性や供給側のリスク低減策を解説し、クレジットの持つリスクを正しく恐れつつ、脱炭素以外の観点も含めて効果を創出するための視点を提供しています。

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IGESポッドキャスト「About Sustainability…」SDGs解説シリーズ 第3回を公開
「About Sustainability…」は、環境関連の国際プロセス動向を中心に、持続可能性に関する旬のトピックを深掘りするポッドキャストです。SDGsの各ゴールについて、進捗状況や課題、そして環境や持続可能性との関係を議論するミニシリーズの第3回「ゴール3:すべての人に健康と福祉を」をお届けします。

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これからのイベント
気候変動ウェビナー「COP27直前ウェビナーシリーズ」全5回を開催
国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)が11月6日~18日にエジプト・シャルムエルシェイクで開催されます。昨年のCOP26では、1.5℃目標を追求する決意が示されたほか、パリ協定のルールブックが完成し、目標達成に向けた具体的な「実施」を進めることが課題となっています。COP27の議長国エジプトは、途上国の立場や懸念を反映した5つの優先議題(「適応・損失と損害」、「資金」、「グローバル・ストックテイク」、「緩和」、「炭素市場」)を掲げており、議論・交渉の行方に注目が集まっています。COP27直前ウェビナーシリーズ(全5回)では、これらの各議題をIGES研究員が詳しく解説します。またCOP27直後の11月25日には「COP27結果速報ウェビナー」を開催します。

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第1回「COP27の焦点 適応・損失と損害」(10月4日)
激甚化する自然災害や海面上昇等、気候変動の影響に対して備え、しなやかに対応する能力(レジリエンス)を強化するための「適応」の重要性が国際的に高まっており、COP27においても重要なテーマの一つです。さらに、適応できる範囲を超えた気候変動影響の「損失と損害」についての議論の行方にも注目が集まっています。本ウェビナーでは、適応・損失と損害をめぐる議論を理解する上で押さえておきたいポイントを解説するほか、気候変動がビジネスにもたらしうる影響や、企業が適応に取り組む意義・アプローチについて紹介します。

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第2回「COP27の焦点 変わりゆく資金フロー」(10月11日)
資金は、パリ協定で必須とされる3つの実施手段のひとつで、新しい資金の目標についての議論が始まったところです。本ウェビナーの前半ではパリ協定における資金の位置づけや、国際交渉での論点を押さえます。後半では昨年のCOP26では交渉外でイニシアティブが立ち上がるなど、近年大きく進展しつつある民間資金をCOP27に関連する動向に絞って解説します。

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第3回「COP27の焦点 グローバル・ストックテイク(GST)とは」(10月20日)
「実施」の段階に入った2022年以降、各国は合意されたルールに則り、パリ協定の目標達成に向けてさらに野心的な行動を取ることが求められています。GSTは、この目標達成に向けて世界全体の進捗状況を5年ごとに評価する仕組みです。本ウェビナーでは、2023年までの世界の気候変動対策における重要な焦点の一つとなっている第1回GST(2021年11月~2023年11月)について、これまでの進展とCOP27での議論の展望を解説します。

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第4回「COP27の焦点 脱炭素化に向けた最新動向」(10月25日)
パリ協定の1.5℃目標達成には、2030年までの大幅な排出削減行動の実施が「決定的に重要」とされ、COP27では「緩和(排出削減)の野心及び実施の規模を緊急に拡大するための作業計画」の採択が予定されています。他方、世界は深刻化する気候変動に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー・食料危機といった複合的な危機に直面しています。本ウェビナーでは、こうした危機の中での主要国の脱炭素化に向けた動向とCOP27での緩和に関する注目点を紹介します。

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第5回「COP27の焦点 パリ協定6条のルールメイキングの最新動向」(10月28日)
カーボンクレジットとも関わりの深い、パリ協定6条の大枠のルールがCOP26で決定し、6条の参加国は、二重計上を防止する為の相当調整に向けた議論を活発化させています。2022年7月にはパリ協定6条4項監督委員会が設立され、第1回会合が開催されました。クリーン開発メカニズム(CDM)の後継版であり、また、カーボンクレジットの今後の行方に影響を与えうる6条4項の詳細なルールづくりが行われています。本ウェビナーでは、2022年のカーボンクレジットの動向を振り返るとともに、COP27におけるパリ協定6条の論点を解説します。

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ネイチャーポジティブシンポジウム「佐渡島SDGs・生物多様性保全はグローバルビジネスの時代へ~世界的な潮流を学び、持続可能な島の未来を導くために」(10月23日)
「ネイチャーポジティブ」とは、生物多様性の減少傾向を食い止め、自然をプラスに転じさせることを指します。昨年6月には「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」が発足し、10月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)閣僚級会合で採択された「昆明宣言」では「遅くとも 2030 年までに生物多様性の損失を逆転させ回復させる」と、ネイチャーポジティブの考え方が取り入れられるなど、生物多様性保全の取り組みに対する関心が世界的に高まっています。佐渡の未来づくりを全島で考える「佐渡未来講座」として開催する本シンポジウムでは、生物多様性保全に取り組む「佐渡モデル」を世界に発信し、ネイチャーポジティブの先行事例の考察、理念条例やネットワークづくりの必要性などについて論議します。

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新刊出版物
イシューブリーフ
「日本におけるグリーンボンドガイドライン等の改訂版発行に寄せて ~更なる市場拡大に向けた提言~」
森 尚樹; 清水 規子

ブリーフィングノート
「パリ協定と気候変動適応 世界全体の適応目標(Global Goal on Adaptation)の課題と展望」
椎葉 渚

「An Overview of IPBES-9 and the 2022-2023 Intersessional Period for IPBES」
André MADER; Koji MIWA; Yasuo TAKAHASHI

政策プロセスへの提言
「Da Nang City Climate Action Plan - A Conceptual Framework for Sectoral Climate Actions」
Miho KAMEI; Anh-Tuan NGUYEN; Louise GUIBRUNET; Marinella DAVIDE; Pamela FENNELL; Peter JONES

「都市固形廃棄物の中間処理技術に関するCCETガイドラインシリーズ 廃棄物発電焼却」
劉 晨; 西山 徹; 川本 克也; 佐々木 創

「都市廃棄物の中間処理技術に関するCCETガイドラインシリーズ 機械的・生物学的処理」
ISHIGAKI Tomonori; 劉 晨

ワーキングペーパー
「M&E Frameworks for Capacity Building in Climate Transparency: A Comparative Review of Two Quantitative Approaches」
Chisa UMEMIYA; Sumit PRASAD; Shikha BHASIN

翻訳
「気候変動について今伝えたい、10 の重要なメッセージ2021」
Future Earth; The Earth League; World Climate Research Programme

データ更新
「IGES Biennial Update Report (BUR) Database」

査読付論文
「Understanding the Linkage between Urban Growth and Land Surface Temperature-A Case Study of Bangalore City, India」(Remote Sensing)
Shruti KANGA; Gowhar MERAJ; Brian JOHNSON; Suraj Kumar SINGH; Muhammed NASEEF PV; Majid FAROOQ; Pankaj KUMAR; Asif MARAZI; Netrananda SAHU

「Implications of Regional Droughts and Transboundary Drought Risks on Drought Monitoring and Early Warning: A Review」(Climate)
Sivapuram Ventaka Rama Krishna PRABHAKAR

「Evaluating Reference Crop Evapotranspiration of the Selected Field Crops Grown in Different Agricultural Regions in the Vietnamese Mekong Delta」(Journal of Climate Change)
Nguyen Dinh Giang NAM; Le Nhu Y; Lam Van THINH; Huynh Vuong Thu MINH; Pankaj KUMAR; Nguyen Vo Chau NGAN

「Evaluating the Transformation of Urban River Water Quality from Receiving Urban Sewage to a Leisure Venue through an Economic Lens: A Case Study from Tokyo」(Earth)
Yukako INAMURA; Pankaj KUMAR

「Spatiotemporal Pattern of Global Forest Change over the Past 60 Years and the Forest Transition Theory」(Environmental Research Letters)
Ronald ESTOQUE; Rajarshi DASGUPTA; Karina WINKLER; Valerio AVITABILE; Brian JOHNSON; Soe MYINT; Yan GAO; Makoto OOBA; Yuji MURAYAMA; Rodel LASCO

「Messaging Should Reflect the Nuanced Relationship between Land Change and Zoonotic Disease Risk」 (BioScience)
André MADER; Neil WATERS; Erin KAWAZU; Michelle MARVIER; Noémie MONNIN; Daniel SALKELD

メディア掲載
サステイナビリティ統合センターの藤野純一プログラムディレクターのコメント(地域におけるエネルギーの自立、地産地消について)が9月8日放送のNHK総合首都圏ネットワーク、ニュースウォッチ9で紹介されました。

ファイナンスタスクフォースの森下麻衣子プログラムマネージャーの寄稿記事がニッキンONLINE"シリーズ「持続的な社会の実現に向けて金融機関が果たす役割」"に掲載されました。
9月29日「Vol.9 地域金融機関はインパクト創出のキープレイヤー(前編)」(有料記事)

ニッキンONLINE ウェブサイト

採用情報
採用情報 生物多様性と森林領域 研究員 1名(10月16日締め切り)

気候変動とエネルギー領域 研究員 1名(採用者決定次第終了)

ビジネスタスクフォース プロジェクトオフィサーまたはプログラムコーディネーター 1名(採用者決定次第終了)

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