2019年度の動き

2019年度
2019-04
  • 環境省の委託を受けて、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は引き続き日中都市間連携協力事業における日本側の総合調整プラットフォーム業務を担当することとなりました。
  • 2019年度協力の進め方について、中国側のプラットフォーム機関である日中友好環境保全センターと協議調整を行いました。
  • 江蘇省南京市を訪問し、新年度の事業計画、協力内容等について協議及び現地調査・ヒアリングを行ったほか、紡織染色工業汚染物質排出削減モデル事業における既存課題の解決方法や今後の進め方等について意見交換を行いました。

2019-05
  • 5月9日、福岡県庁において紡織染色工業汚染物質排出削減モデル事業に係る国内専門家会合を開催しました。3月に実施した効果把握測定(新型テンター1台と旧型テンター2台を対象)の結果等について検討しました。
  • 3月に江蘇省内で開催した「日中大気汚染対策政府間協力プロジェクト(江蘇省プロジェクト)2019年新事業プラットフォームキックオフ会合」の結果を受けて、事業者間での調整を経て、キックオフ会合で提案されたモデル事業実施の候補となる技術について、江蘇省内のガラス製造工場で実証試験を行いました。
  • 5月16日に中国・大連市において、「石油化学工業におけるVOCオンラインモニタリングに係る技術交流会」を開催しました。日系企業2社からそれぞれのオンラインモニタリング技術等の原理、概要等について説明するとともに、中国国内における採用実績等についても紹介しました。大連市内の石油化学企業からは各社の生産設備等の概況とVOC対策上の課題について紹介があり、大連市生態環境局大気処からはこれまでのVOC対策に係る調査等の実施状況について紹介されました。
  • 瀋陽市を訪問し、農作物残茎等の野焼きによる大気汚染防止のための協力(モデル事業)の実施について協議を行いました。また、瀋陽市側が事前に選定したモデル事業等の候補となる企業2社を訪問し、ヒアリング等を実施しました。
  • 2019年度協力の進め方について、中国側のプラットフォーム機関である日中友好環境保全センターと協議調整を行いました。

2019-06
  • 油煙処理対策の専門家等とともに2回に渡り重慶市を訪問し、重慶市における典型的な飲食業からの油煙等対策モデル事業実施に向けて協議を行い、その結果を踏まえて詳細設計及び油煙等処理装置の設置工事を実施しました。
  • 油煙処理対策の専門家等とともに上海市を訪問し、上海市における一般的な職員食堂等の飲食施設からの油煙等対策モデル事業協力の具体的な進め方について協議を行いました。
  • 6月18日に中国・北京市において、省エネ排出削減モデル事業に係る新技術発表会を開催するとともに、今後この技術をガラス製造業等の業種に適用普及させるための2次開発を進めることについて、日中の企業間で合意されました。
  • 福岡県の代表とともに江蘇省南京市を訪問し、江蘇省生態環境庁等との間で、紡織染色工業汚染物質排出削減モデル事業における問題点等の解決方法について協議を行いました。

2019-07
  • 7月1日、上海市環境科学研究院において、日本の油煙・臭気対策技術に関する技術交流会を開催しました。関連企業の代表及び研究者等30名余りが参加しました。
  • 日中友好環境保全センターの代表、油煙等処理対策の専門家等とともに2回にわたり上海市を訪問し、上海市における一般的な職員食堂等の飲食施設からの油煙等処理対策モデル事業協力の具体的な進め方について協議を行うとともに、基本設計等に着手しました。
  • 油煙等処理対策の専門家とともに2回にわたり重慶市を訪問し、典型的な飲食業からの油煙等処理対策モデル事業における油煙等処理装置の据え付け工事を行ったほか、その効果についてのモニタリングを実施しました。
  • 日中友好環境保全センターの代表とともに瀋陽市を訪問し、農作物残茎等の総合利用を活用した粒子状物質等削減対策の共同研究に関する具体的な進め方について協議を行いました。
  • 7月30日~31日の2日間、省エネ排出削減モデル事業実施に係る関係者(北京大学教授等)を受け入れ、北九州市において訪日調査研究を行いました。

2019-08
  • 内モンゴル自治区(内モンゴル草原文化保護発展基金会)からの招聘を受け、8月10日~12日に内モンゴル自治区のオルドス市で開催された第2回内モンゴル国際エネルギー大会に出席し、ハイレベル円卓会議において、日本企業の省エネ・大気汚染物質等排出削減に係るイノベーション技術等について紹介を行いました。
  • 日本環境技術協会の専門家とともに江蘇省南京市を訪問し、10月11日~12日に開催予定の「2019国際生態環境新技術大会」に合わせて企画された「日中大気環境モニタリング及び対策技術交流会」の具体的な内容や進め方等について協議を行いました。
  • 8月16日にクリーン・エア・アジア(CAA)主催で開催された「東北地方揮発性有機物(VOC)汚染防止セミナー」に出席し、都市間連携協力事業の概要、実績及び現在推進中の3つのモデル事業の状況などについて紹介を行いました。
  • 環境省の委託を受けて、一般財団法人日本環境衛生センター(JESC)は引き続き日中都市間連携協力事業における日本側の技術支援業務を担当することとなりました。

2019-09
  • 9月3日~4日に、中国・大連市において、IGESは中国生態環境部日中友好環境保全センターと共同で「大気環境改善のための研究とモデル事業の協力実施」に係るキックオフ会合を開催しました。
  • 日本環境技術協会の専門家とともに江蘇省南京市を訪問し、10月11日~12日に開催予定の「2019国際生態環境新技術大会」に合わせて企画された「日中大気環境モニタリング及び対策技術交流会」の役割分担や進め方等について協議を行いました。また、江蘇省側の提案を受け、新しい江蘇省環境監測センターについてヒアリングしました。
  • 農作物残茎総合利用技術の専門家とともに瀋陽市を訪問し、今年度の事業に関する年度計画、協力内容、実施日程等について協議を行ったほか、瀋陽市北部に位置する農作物残茎を利用した発電施設を訪問し、活用状況等について調査しました。
  • 北九州市の代表とともに天津市を訪問し、今年度の事業に関する年度計画、協力内容、実施日程等について協議を行いました。
  • 9月25日、中国環境監測総站から4名の訪日視察団を受入れ、東京都内にて協議、意見交換、技術交流等を行いました。
  • 常温触媒分解処理技術の専門家とともに上海市を訪問し、テスト機の性能についての意見交換を行い、実機設置に関するスケジュール等についての協議を行いました。
  • オゾン発生メカニズム解析技術の専門家とともに西安市を訪問し、今年度の事業に関する年度計画、協力内容、実施日程等について協議を行いました。

2019-10
  • 福岡県、日本環境技術協会等の専門家とともに江蘇省南京市を訪問し、10月11日に開催された「2019国際生態環境新技術大会」の開会式に出席したほか、同日、江蘇省環境経済技術国際協力センターと共同で「日中大気環境モニタリング及び対策技術交流会」を開催しました。また、12日に江蘇省生態環境庁等との間で、紡織染色工業汚染物質排出削減モデル事業における問題点等の解決方法について協議を行ったほか、新しく開所した江蘇省環境監測センターを訪問し、ヒアリングをしました。
  • 瀋陽市生態環境局及び農業局の代表並びに日本の関係専門家とともに山東省泰安市を訪問し、瀋陽市と共同で実施している農作物残茎等の総合利用を活用した粒子状物質等削減対策の共同研究実施の参考となるモデル事業実施現場を訪問調査し、事業者からヒアリングをしました。
  • 10月28日、重慶市生態環境局において、飲食業から発生する油煙高度処理モデル事業に係る中間評価会合を開催しました。この会合には環境省、日中友好環境保全センター、重慶市、上海市の代表及びモデル事業実施事業者等が参加しました。第1回目のモニタリング結果の評価等を行ったほか、今後の進め方に関する討論を行いました。会議終了後には、モデル事業実施現場を確認するとともに、第2回目のモニタリングを実施しました。

2019-11
  • 兵庫県の専門家とともに広東省を訪問し、企業から排出されるVOCs削減対策のためのモデル事業実施に向けた協議会合を開催し、広州市内の自動車製造工場及び塗料製造工場において、現状の対策及び課題についての意見交換及び今後の取り組み方についての協議を行いました。
  • 山西省晋城市を訪問し、山西晋煤集団関係者に日本企業の省エネ・大気汚染物質等排出削減に係るイノベーション技術等について紹介を行ったほか、当該技術を活用した省エネ・排出削減モデル事業実施に関する協力の実施に向けて協議を行いました。
  • オゾン生成メカニズム解析技術の専門家とともに西安市を訪問し、上海市の参加のもとで、広域オゾン汚染の発生に対するVOCsの寄与についての解析を行い、重点的に対策を講じる業種を特定するための基礎データの整理を行いました。さらに、広域解析のために韓城市を訪問し、解析に必要なデータの整備状況について確認を行いました。
  • 福岡県、日本環境技術協会等の専門家とともに江蘇省常熟市を訪問し、紡織染色工業汚染物質排出削減モデル事業を実施しているモデル工場において、稼働状況などに関する現場調査を行ったほか、今後の進め方などについて江蘇省生態環境庁等の関係者と協議を行いました。
  • 11月24日~28日の5日間、中国生態環境部、日中友好環境保全センター、上海市生態環境局、重慶市生態環境局から17名の訪日調査研究団を受入れ、上海市及び重慶市で実施しているモデル事業に係る技術討論会を開催したほか、東京都内で開催された日中環境ハイレベル円卓対話会に出席しました。また、川崎市環境総合研究所、日本エアフィルター平塚工場、トーカツフーズ(株)横浜鶴見工場などを訪問し、協議、意見交換、技術交流等を行いました。

2019-12

2020-01
  • 日本の関係専門家とともに山東省泰安市を訪問し、農作物残茎等の総合利用を活用した粒子状物質削減対策のためのモデル事業を江蘇省で実施する計画等についてヒアリングを行いました。
  • 北九州市の代表とともに天津市を訪問し、生活廃棄物等の総合利用を活用した二酸化炭素排出削減モデル事業の実施についての意見交換及び今後の方向性について協議を行いました。また、設置したモデル施設の稼働状況について調査しました。
  • 重慶市で実施している外食産業等小規模分散型大気汚染源対策モデル事業で設置したモデル施設の効果把握のためのモニタリングを実施しました。
  • 福岡県の代表とともに江蘇省南京市を訪問し、紡織染色工業汚染物質排出削減モデル事業に関する総括報告書のまとめ方について江蘇省関係者に説明しました。
  • 日中友好環境保全センターと2019年度事業の取りまとめ方針及び2020年度に実施するモデル事業の概要について協議調整しました。特に、農作物残茎等の総合利用を活用した粒子状物質削減対策のためのモデル事業の実施場所及び外食産業等小規模分散型大気汚染源対策モデル事業の新規モデル施設の設置場所等について検討しました。
  • 1月23日に、「大気環境改善のための研究とモデル事業の協力実施に関する国内関係者会合」を兵庫県神戸市内で開催しました。2019年度モデル事業等の案件策定の推進と実施状況について関係者と共有したほか、各団体から2019年度における主要な活動状況について報告されました。また、2019年中国大気環境の状況と主要な政策の動きについて情報共有し、2020年度の協力の進め方等について関係者間で協議を行いました。

2020-02
  • 中国における新型コロナウイルス感染症流行拡大のため、日中友好環境保全センター等とテレワーク方式により今年度事業内容の調整及び取りまとめ作業等を実施しました。
  • 日中友好環境保全センターを通じて、上海市で実施している外食産業等小規模分散型大気汚染源対策モデル事業に係る研究報告書が日本側に提出されました。今後日本側でこの報告内容について精査検討する予定ですが、報告書では、日本側が提案した技術を中国国内で主流となっている油煙除去技術と組み合わせれば理想的な効果を挙げられると評価し、政府機関食堂や高級商業ビルのレストラン集合地域などで先行してモデル事業を普及させていくことが提言されています。

2020-03
  • オゾン生成メカニズム解析技術の専門家、西安市環境科学研究院及び上海市環境監測センターの技術者とインターネット上でオゾン生成に関するシミュレションモデル分析を実施し、重点対策業種に関する検討を行いました。
  • オゾン生成メカニズム解析技術の専門家、西安市生態環境局、西安市環境科学研究院及び上海市環境監測センターと、インターネット上でオゾン汚染対策技術導入に向けた日本の対策技術に関する交流を行いました。
  • 3月13日付で中国側のプラットフォーム機関である日中友好環境保全センターから年度報告書が提出された。この中には先月に提出された上海市で実施している外食産業等小規模分散型大気汚染源対策モデル事業に係る研究報告書及び重慶市で実施している外食産業等小規模分散型大気汚染源対策モデル事業に係る中間報告書が含まれるなど、協力の成果が少しずつ具体的になってきている。