なお、IGES理事長の武内和彦は本会合に際し、COVID-19の背景にある人間と自然との距離感の変容や、より良い形での復興に必要なものについてコメントを寄せました。発言全文は以下のページをご覧ください。

IGESが国連開発計画（UNDP）、Greenhouse Gas Management Institute と共同で開発した本データベースでは、パリ協定の強化された透明性枠組み実現に向けて、途上国の温室効果ガスインベントリ作成能力を測る新たな指標をもとに133の途上国について分析を行っています。分析の方法論、分析結果、そして今後の課題等をとりまとめたポリシーレポートもあわせて公開しています。

COVID-19パンデミック下で増加する医療廃棄物処理について、既存の国際機関・政府文書のレビューと国別アンケート調査（15カ国）さらには著名な専門家の見解をもとに現状・課題を明らかにするとともに、特に途上国が今現在参考にできる実践的な技術と事例、ならびに医療廃棄物処理を長期的に改善していくための具体的な提案を示しています。

国連ハイレベル政治フォーラム（HLPF）において、持続可能な開発目標（SDGs）を含む2030アジェンダ実施の取り組み状況に関する自発的国家レビュー（VNRs: Voluntary National Reviews）が行われています。本レポートでは、ASEAN諸国を対象に、VNRsで示されたSDGs関連政策および予算を分析し、各国におけるSDGsの実施状況を評価するとともに、今後のVNRsに向けた提案を行っています。

持続可能な開発を実現するための資金の流れを指す「サステナブル・ファイナンス」は、2015年のパリ協定および持続可能な開発目標（SDGs）の採択以降、世界でその役割の重要性が指摘されています。そのなかで日本とEUは、政府が熱心にサステナブル・ファイナンスを推進してきました。本レポートでは、近年の日本とEUにおけるサステナブル・ファイナンスに関連する政策を比較・分析し、それぞれの特徴を明らかにしています。