プレスリリース 2025年4月8日 「パリ協定6条実施パートナーシップ(A6IP) アドバイザリーグループ第2回会合」開催 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)が事務局を務めるパリ協定6条実施パートナーシップ(Paris Agreement Article 6 Implementation Partnership: A6IP)センターは、「A6IPアドバイザリーグループ第2回会合」を2025年3月11日~12日に東京で開催しました。 A6IPアドバイザリーグループ会合は、パリ協定6条(市場メカニズムを通じた国際協力)に携わる主要な実務者とともに、6条の実施状況を共有し...
プロジェクト更新: 2025年4月 IPBES特集 私たちの命や生活は、生物多様性がもたらす自然の恵み、すなわち生態系サービスに大きく支えられています。このページでは、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学・政策プラットフォーム(IPBES)に関する情報を軸に、生物多様性と生態系サービスに関わる重要情報を日本語でお届けします。
プロジェクト更新: 2025年3月 環境研究総合推進費1CN-2206(2022~2024年度) ASEANにおけるネットゼロかつレジリエントな社会実現に向けた国家の緩和適応統合長期ロードマップに関する研究 IGESでは、ASEAN気候ビジョン2050が示すネットゼロかつレジリエントなASEAN共同体の構築に向けて、ASEAN主要4カ国(インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム)を対象とする、緩和・適応を統合的に推進する長期ロードマップ策定に関する研究を実施しています(環境研究総合推進費1CN-2206:2022年4月~2025年3月)。 本研究事業の成果は、国家の長期戦略(LTS)、国が決定する貢献(NDC)、国家適応計画(NAP)、セクター別計画、開発計画等をはじめ...
過去のイベント 2025年3月26日 アジア太平洋地域における食料安全保障の再定義 - 食料安全保障と気候変動および開発の統合 世界中で栄養不足人口が増加する中、食料安全保障とレジリエンスの確保は、長期的な計画と取り組みを必要とする緊急かつ共通の関心事となっています。食料安全保障は一般的に、供給面、アクセス面、利用面、安定面の4つの柱によって定義されていますが、これらの定義は食料システムが直面する複雑なリスクを十分に捉えているのでしょうか。 IGESが今取り組んでいるワーキングペーパー「アジア太平洋地域における食料安全保障の再定義:気候変動と開発の観点における持続可能性、主体性、レジリエンスの統合」では、この問題を検証し...
過去のイベント 2025年3月27日 ネイチャーポジティブの実現に向けて:生物多様性の回復と持続可能な未来への挑戦 「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることで、2050年までに完全な自然回復および自然と共生する社会を実現することを目指す国際的な目標です。この目標は、昆明・モントリオール生物多様性枠組に基づいており、2023年に発表されたネイチャーポジティブイニシアティブに沿ったものです。 ネイチャーポジティブを実現するためには、種や生態系、自然のプロセスにおける豊かさ、多様性、健全性、回復力(レジリエンス)を高めることが必要です。これにより...
プロジェクト更新: 2025年4月 プラスチック汚染と国際動向:汚染ゼロへの挑戦と循環型社会への道筋 国際アジェンダとしてのプラスチック汚染問題 世界で海洋プラスチック汚染をはじめとするプラスチック汚染とその対策への関心が高まり、本格的な国際アジェンダとして認識されるようになってから10年近くが経過しました。その契機となったのが、2016年に公表されたエレン・マッカーサー財団の「2050年には海中のプラスチックの重量が魚の重量を上回る」とした報告書 ※です。その後、2019年3月の第4回国連環境総会(UNEA4)では海洋プラスチックごみ、使い捨てプラスチックに関する決議が採択されました。さらに...