持続可能な都市(北九州アーバンセンター)

ジュニア・サイエンス・スクール特別編 “五感で感じるごみ循環”

第3回 「野菜収穫としげん循環」を開催

ジュニア・サイエンス・スクールは、国立大学法人九州工業大学・理数教育支援センターが理科教育の振興や地域貢献活動の一環として、地域の小中高校の生徒を対象に毎年行っているものです。本企画は同センターに協力をいただき、北九州アーバンセンター(KUC)が題材を提供して「“五感で感じるごみ循環”:生ごみがおいしい野菜にへんしん? 土のちからをまなぶ」(3回シリーズ)を開催することになったものです。

5月15日(第1回)と5月22日(第2回)の講座に続き、このたび最終回となる第3回講座を開催しました。

日時 2013年8月24日(土)
場所 あやめが丘学童クラブ(北九州市)
主催 国立大学法人九州工業大学/IGES
協力 J-POWERグループ㈱ジェイペック若松環境研究所
参加 あやめが丘小学校1~6年生
内容 第1回 家庭ごみをかんがえよう~有機ごみと土(5月15日実施: 44名参加)
第2回 コンポストと野菜づくり(5月22日実施: 46名参加)
第3回 野菜収穫としげん循環(23名参加)
開催報告

8月24日は九州北部に大雨洪水警報が出されるほど、朝から激しい雨が降りました。こんなに激しい雨の中、子どもたちは来られるだろうかと心配しながら学童クラブに到着すると、そんな心配は杞憂で、元気いっぱいの笑顔で私達を待っていてくれました。

最終回のテーマは「野菜収穫としげん循環」。はじめに過去2回の講座のおさらいとして、子どもたちに一番心に残っていることを絵に描いてもらいました。子どもたちは描きながら「土の中にね、あかむしがいたよ。いっぱい!」「毎日お水やったよ」と説明してくれました。

さて、絵を描き終わって、講義による前回までのおさらいです。家庭ごみと収集、リサイクルの話しから始まり、なまごみから土を作る方法、土の種類と質についての実験、コンポストの作り方、土の中の微生物さがし、コンポストの中の微生物さがし、そして、野菜の植え付けを勉強してきました。

今日は、実態顕微鏡で、森の土を観察します。何がいるかな?「ギャー!キャー!」教室中が大騒ぎ。スクリーンには化け物、怪物が。

いえいえ、これは何本もの足をもつムカデの一種なのです。次に見えたのはとびむし、ダニ、あかむし、プランクトン。いろいろな種類の動物がいっぱいです。

これらの動物がいるおかげで栄養分豊かな土ができるんですね。

3か月前の前回講座(5月22日)で菜園に植えたピーマンの苗が大きな実をつけました。コンポストを使用した土で育てたピーマンです。子どもたちの前に、学童クラブの先生方が炒めてくださったピーマンとスライスしたイエロートマトが並びました。

「おいしい!」子どもたちは大喜びです。私もお味見を。「甘い!ピーマンってこんなに甘いの?」驚きでした。コンポストを使うと、こんなに野菜がおいしくなるのか。

「もっと食べていい?」あれ、あれ、ピーマンもトマトももうなくなりました。

コンポストの効果を味わった後、クラブの菜園の土を顕微鏡で観察しました。「いたっ。これ、ダニ?動いてるよ。石、食べてるみたい。」一人一人、順番に顕微鏡を覗きました。学童クラブの菜園の土にも、小さな動物がいっぱいいたんだね。だから、栄養分がいっぱいある土になっておいしい野菜が出来たんだ。うん、納得。

最後は、クマラ研究員により、これまで3回にわたって学んだことをおさらいしました。

家庭ごみとリサイクルのこと、生ごみからの土の作り方、土の中の微生物、そしておいしく育てられた野菜、など、実際に自分たちの目で見、触って、舌で味わって体感することを通して、資源循環を楽しく学びました。

子どもたちがこの講座を通して、ゴミ、生ごみの活用に興味を持ち続けてくれることを、ひいては資源循環型社会の担い手になってくれることを期待して、「ジュニア・サイエンス・スクール特別編」を終了しました。 最後に、運営に多大なご協力をいただいた国立大学法人九州工業大学理数教育支援センターとあやめが丘学童クラブ(北九州市)の皆様に心から感謝申し上げます。

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