持続可能な都市(北九州アーバンセンター)

ジュニア・サイエンス・スクール特別編 “五感で感じるごみ循環”

第2回 「コンポストで野菜を植えよう」を開催

北九州アーバンセンター(KUC)は、国立大学法人九州工業大学と共同で、さる5月22日、地域の子どもたちを対象とした第2回「ジュニア・サイエンス・スクール特別編」を開催しました。

同講座は同大学理数教育支援センターが理科教育の振興や地域貢献活動の一環として地域の小中高校の生徒を対象に毎年行っているものです。本企画は同センターに協力をいただき、KUCが題材を提供して「“五感で感じるごみ循環”:生ごみがおいしい野菜にへんしん?~ 土のちからをまなぶ」(3回シリーズ)を開催することになったものです。

日時 2013年5月22日(水)
場所 あやめが丘学童クラブ(北九州市)
主催 国立大学法人九州工業大学、IGES
参加者 あやめが丘小学校1~6年生
内容 第1回 家庭ごみをかんがえよう~有機ごみと土(5月15日実施: 44名参加)
第2回 コンポストと野菜づくり(5月22日実施: 46名参加)
第3回 野菜収穫としげん循環(8月24日実施:23名参加)
開催報告

まず、第1回講座(5/15)の復習からスタートです。 ○ごみの種類、○土は砂や粘土からできている、○虫や微生物が落ち葉を食べて栄養分のある良い土を作る、ことをおさらいしました。「土や枯葉の中にいる生きものを覚えているかな。とび虫、だに、みみずなどがいて、葉っぱをムシャムシャ食べると土が柔らかくなるし、栄養分が多くなって、良い土になるよね。」

「先週は微生物を増やしたよね。」水、砂糖、ヨーグルト、きのこ、漬物、イースト菌、納豆で作った発酵液は、1週間たってやや黄色がかった半透明になり、液の表面に白い膜がはって、漬物のきゅうりやきのこがぷかぷか浮いています。

この発酵液を顕微鏡で見てみました。丸いのがイースト菌で、細長いのはお酒を作る微生物。ヨーグルトの菌も見えます。「おもしろ~い」とか「うわぁ、気持ちわるい」という子どもたちの声があがります。

いよいよ、今日の課題、コンポストを作ります。

腐葉土と微生物(発酵液)と生ごみを使います。市販の腐葉土に先週作った微生物(発酵液)を入れます。生ごみを小さく切り刻んで腐葉土に入れます。生ごみは大根、ニンジン、ごぼうの皮、レモンやキャベツ、とうもろこしの切れ端。それらと発酵液を入れた腐葉土をよく混ぜます。夏場は一日で生ごみの形がなくなって、早くて2週間でコンポスト(堆肥)として使うことができます。

「このコンポスト、指でひとつまみ掴んだ中に1億位の微生物がいるんだよ」という講師の説明に、「1億ってどれくらい?ゼロがいくつ付くの?」と高学年の子どもは、指を折って数えていました。

いよいよ野外実習。実際にコンポストを使って野菜を作ろうと、児童クラブの菜園に移動しました。

菜園を2つに分けます。ひとつにはコンポストを入れ、もうひとつには入れません。コンポストを土の上にばらまいて、手で優しくならします。子どもたちは皆、真剣な表情でコンポストをならしています。次に野菜の苗を植えます。今回用意した苗は、枝豆、ししとう、オクラ、ピーマン、トマト、落花生でした。2人1組でまず土に穴を掘ります。それから穴の中に苗を置いて、土をかけて固定します。みな、集中しています。最後は水やりです。やさしく、やさしく水をかけます。

今日はこれで終了です。これから3か月間、水やりしながら、コンポストを入れた菜園の苗と、コンポストを入れない菜園の苗とでは、どちらが大きく元気よく育っているかを観察します。次回8月の講座での収穫が楽しみです。

2週間後の様子:順調に生育しています。

ページの先頭へ戻る