2024年8月29日~9月1日に行われた日本環境教育学会の第35回年次大会(千葉)において、口頭発表を行った。以下はその発表要旨である。 2030年をゴールとする「持続可能な開発目標(SDGs)」は、達成に向けた軌道からは依然として大きく外れており、SDGsの進捗を一層加速させる必要がある。SDGsの実施にあたっては、「誰一人取り残さない(LNOB)」の原則に基づき、マルチステークホルダーの参画が求められている。その中でも、次世代を担うユース(若者)に注目が集まり、近年、国内外でサステナビリティに関連するプロセスへの彼らの積極的な参画が呼びかけられている。特に、世界的に見て気候・環境課題へのユースの関心への高まりから、彼らが意見表明をする場や、様々な参加の手段が構築されてきている。他方で...
キーワード: