お知らせ

世界初の都市版SDGsレポート
「持続可能な開発目標(SDGs)レポート 2018」発刊
~国内自治体のSDGs先進事例をグローバルに情報発信~

2018年6月26日

公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について、日本国内における自治体の先進的な取り組みを紹介する世界初の都市版SDGsレポート「持続可能な開発目標(SDGs)レポート 2018」を、SDGsの進捗状況を検証するために米国・ニューヨークで開催される「国連ハイレベル政治フォーラム2018(HLPF2018、会期:7月9~18日)にて発表します。本レポートはIGESと、SDGsの取り組みで先行する国内の3つの自治体、北九州市、富山市、北海道下川町が共同で作成しています。国連が定める国家主導の自発的報告「Voluntary National Review」のガイドラインに沿った構成で、SDGsに係る過去、現在、未来の取り組みや計画を各都市の特性を考慮してまとめています。

本レポートは、各都市がそれぞれの地域特性を踏まえながらSDGsを政策のビジョンや計画に取り込むことで、SDGsの実施を加速している実例をまとめており、他の自治体が今後活動を拡大する際の有効なヒントになることでしょう。引き続きIGESでは、国内外の先進的な事例を取り上げ、より実効性の高い情報を紹介することで、国内自治体によるSDGsの取り組みを加速させたいと考えています。さらに今後は、今回の実績を活かし、自治体がSDGsレポートを作成する際のガイドラインやマニュアル策定も視野に入れて、活動を行って参ります。

なお、HLPF2018期間中の7月16日に行われるスペシャルイベント「都市・地域首長フォーラム」にて富山市 森市長が、本レポートを世界へ向けて発信します。

【各レポートで紹介している各自治体の特徴的なSDGsの取り組み】
北九州市 「北九州市 持続可能な開発目標(SDGs)レポート 2018」

  • 市長の強いリーダーシップのもと、庁内に部局横断的な推進本部を設置し、迅速に取り組み開始
  • 市民、企業、NGO、行政の垣根を越えたパートナーシップによる公害克服の経験に培われた「市民力」や技術・ノウハウを基盤に、地域課題の解決のみならず、アジア諸都市との連携等を通じて国外の低炭素化、持続可能な都市づくりに貢献
  • 地域エネルギー拠点として再生可能エネルギー等の導入や水素エネルギーの活用、エネルギーマネジメントを通じたスマートシティづくり、アジアにおける風力発電関連産業の総合拠点を形成
  • 「地域エネルギー次世代モデル事業」が内閣府「自治体SDGsモデル事業」に採択
富山市 「富山市の持続可能な開発目標(SDGs)レポート2018」

  • 公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりにより持続可能な都市を実現
  • 「技術ノウハウの国際展開」「プロジェクトのパッケージ輸出」「政策輸出」により海外都市との連携を深化させ、国際的なSDGsの実施推進に貢献
  • 地域包括ケアシステムの構築等により、すべての世代の健康・安心な生活の実現を図る、ヘルシー&スマートシティを目指す
  • 「LRTネットワークと自立分散型エネルギーマネジメントの融合によるコンパクトシティの進化」事業が内閣府「自治体SDGsモデル事業」に採択
北海道下川町 「しもかわ持続可能な開発⽬標(SDGs)レポート2018」

  • 地域資源である森林を最⼤限効率的に活⽤することを基本とする「循環型森林経営」を基軸とした「持続可能なまちづくり」
  • 森林総合産業(林業・林産業・森林バイオマス産業)の構築、森林バイオマス等の再⽣可能エネルギー活⽤した地域エネルギーの完全⾃給と低炭素社会構築、超⾼齢化社会にも対応した新たな社会システムの構築を柱とした経済・社会・環境の三側⾯の価値創造、統合的解決による持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みの推進
  • 2017年12⽉、⽇本政府のSDGs 推進本部が実施する「第1回ジャパンSDGsアワード」の内閣総理⼤⾂賞を受賞
  • 2018年4月に、SDGsの考え方や目標を指針に住⺠主体で作る町の2030年のビジョン「2030年における下川のありたい姿〜⼈と⾃然を未来につなぐ『しもかわチャレンジ』」を発表
  • 「SDGsパートナーシップによる良質な暮らし創造実践事業」が内閣府「自治体SDGsモデル事業」に採択

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