プレスリリース

地球環境戦略研究機関(IGES)
IGES SDGs プロジェクト“Aspiration to Action” を開始
IGES SDGs 特設専用ウェブサイトをオープン

2014年10月1日

公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は国際社会がポストMDGs(ミレニアム開発目標)として2015年末に国際目標の合意を目指している「持続可能な開発目標(SDGs)」(以下SDGs)に関する新たな分野横断協働プロジェクト"Aspiration to Action"を開始し、専用ウェブサイトをオープンいたしました。

IGES SDGs ウェブサイト: www.iges.or.jp/jp/sdgs/

現在、国連SDGsに関するオープン・ワーキング・グループから安全な水資源の確保、再生可能エネルギー、男女平等、質の高い教育や経済改革等、豊かな生活や生態学的持続可能性を網羅した17のSDGsの目標案とそれに付随する169のターゲット案が提案されています。それらすべての目標とターゲットを達成するために、本プロジェクトでは、国際開発や地球環境問題対策の大きな課題である「実施における隔たり」に着目し、国際交渉などでよく使用されるいわゆる「実施手段(means of implementation)」に焦点を当てることにより、開発目標とターゲットの効果的な実施に向けた阻害要因や成功要因等を検証していきます。

重要となる「実施手段(MOI)」を明確化していくために、IGESでは主に、水、エネルギー、森林、都市、持続可能な消費と生産、教育の各分野における主要な「実施手段」を検証することにより、この分野に関するSDGsの策定と実施に向けた実践面からの提案や報告書を発表する予定です。またこのプロジェクトを通じて、国、企業、市民社会が目標達成を行動に移していくために、対話や共同研究、セミナー等を通じて多くのステークホルダーやパートナーに積極的に働きかけることにより、より実践的な研究や情報発信を行ってまいります。

  • 【今後の活動予定】
  • 分野別SDGs(水、エネルギー、森林、都市、持続可能な消費と生産、教育)の実施に関するディスカッションペーパーの発行
  • 分野別SDGsの「実施手段(MOI)」を取りまとめた報告書の発行
  • IGESウェブサイトにてSDGsの交渉プロセス及び議論の概要や今後の予定を含めた解説、主要文書の仮約を紹介
  • SDGsオープン・ワーキング・グループの成果文書(仮約)を掲載
  • ISAP2015にて最終報告書の発表
持続可能な開発目標(SDGs)について

国連ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限である2015年以降の開発目標として、「持続可能な開発」の観点から経済、環境、社会の3つの側面への均衡ある対応、また、気候変動や防災等の新たな課題にも対応するための目標として、2012年6月の国連持続可能な開発会議(リオ+20)で策定が合意された国際目標です。2013年3月より政府間協議の場である国連「SDGsに関するオープン・ワーキング・グループ(OWG)」で議論され、2015年の国連総会で採択される予定です。途上国を主な対象としていたMDGsとは異なり、SDGsでは全ての国を対象とした普遍的な目標とすると合意されており、2014年7月に発表されたOWG報告書では、貧困削減や保健、教育等に関する開発目標、水やエネルギー、その他雇用などの諸問題が取り上げられています。

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES:Institute for Global Environmental Strategies)について

IGESは、アジア太平洋地域における持続可能な開発の実現に向け、国際機関、各国政府、地方自治体、研究機関、企業、NGO等と連携しながら、気候変動、自然資源管理、持続可能な消費と生産、グリーン経済などの分野において実践的な政策研究を幅広く行っています。1998年、日本政府及び神奈川県の支援により設立。本部は神奈川県葉山町に所在し、約100名の研究者を擁し、その約3分の1は外国籍である。関西(兵庫県)、北九州、北京、バンコクの各センター・事務所と共に、グローバル及びアジア太平洋地域のネットワークを生かした戦略研究を展開しています。

ページの先頭へ戻る