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アジアにおけるグリーン水素の導入と地域協力: ネット・ゼロ・アジェンダの推進

脱炭素化とネット・ゼロ排出の達成に向け、クリーンなエネルギー・ソリューションとしてグリーン水素が注目されています。8月23日に開催した本ウェビナーでは、世界的なエネルギー転換の文脈の中でのグリーン水素の位置づけと、その多様な展望を探るとともに、中央アジア、インド、ASEAN諸国、中国そして日本といったアジアにおける水素の動向にも焦点をあて、地域の進展や各国間の協力を通じて水素をクリーン・エネルギー・キャリアとして活用するための方策を検討しました。また、グリーン水素の技術的...
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HLPF2023公式サイドイベント

アジアと世界における気候変動とSDGsのシナジー(相乗効果)に関するエビデンスを行動へ

近年、気候変動、生物多様性の損失、環境汚染がもたらす危機への対処の緊急性は、ますます高まっています。このことから、複数の問題に対してシナジー(相乗効果)をもたらす解決策に注目が集まっています。このような解決策は、一つの課題に個別に対処するよりも費用対効果が高く、持続可能な開発の進展を阻むことが多い、経済的な障壁を克服することができると考えられています。また、複数の課題に同時に対処するという性質から、変革の推進に必要である多様なステークホルダーによる連携を構築することも期待されています...
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公開ウェビナー

欧州の気候市民会議からの学び ~気候市民会議の効果的な地方展開をめざして~

最近、耳にする機会が増えてきた気候市民会議はこの3年ほどの間に欧州で実施されてきたまだ新しい試みです。日本でも、まず札幌市や川崎市で試行的な取り組みがあり、昨年度には武蔵野市や所沢市で、自治体の主催による本格的な気候市民会議が行われました。また今後も、他の複数の自治体で気候市民会議の実施が予定されています。 欧州での気候市民会議は、それぞれの国や自治体の諸状況を反映して多様な形で実施されてきました。2008年に設立された欧州気候財団(ECF: European Climate...
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気候変動ウェビナーシリーズ

IGESの視点:G7広島サミットの結果について

5月20日に発表されたG7広島首脳コミュニケでは、1.5℃目標実現に向けたG7としての新規かつ具体的な目標・行動は盛り込まれなかった一方で、温室効果ガスの2050年正味ゼロ排出に向けた「多様な道筋」が強調されました。確かに、多様な道筋は存在しますが、1.5℃目標と整合する道筋として選択しうる幅は非常に狭いということをしっかりと理解することが不可欠となります。他方、生物多様性に関してはG7が昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施において世界的な取り組みを主導する意思が示され、その一環として、ネイ

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気候変動ウェビナーシリーズ

気になるカーボンクレジットの国際動向

2021年4月に開始された「気候変動ウェビナー 炭素市場トラック」から早2年が経ちました。この間、国連気候変動枠組条約交渉下では、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)において、6条ルールブックの大枠に合意がなされ、COP27では「6条実施パートナーシップ」が設立されました。日本をはじめとした6条2項の下で二国間メカニズムが拡大し、6条4項監督機関が設立されるなど、様々な動きがありました。 先日開催されたG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合では、「質の高い炭素市場の原則...
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地域循環共生圏枠組み適用の可能性を探るナショナルワークショップ・インドネシア開催

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)関西研究センター(KRC)は、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)の連携事業「地域循環共生圏(Regional-CES)に関する共同スコーピングプロジェクト」の一環として、2023年5月10~11日に、地域循環共生圏ナショナルワークショップ「統合的な地域計画と包括的な行動を通じたSDGsのローカリゼーション(現地化)に向けた都市と農村の連携強化」をインドネシアで開催しました。本ワークショップは、インドネシアでのRegional-CESコンセプ

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「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナー 第2回

「排出ギャップ報告書2022(エグゼクティブ・サマリー):残された時間はわずか―気候の危機は、社会の急速な変革を求める」

IGESでは、日本における国際的な情報の共有を促進し、政策決定や企業の経営方針の基盤となる情報収集に役立てていただくため、重要な環境関連文書を翻訳しています。この活動の一環として、「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーでは専門用語を使わずにわかりやすく、コンパクトに翻訳文書の内容をお届けしています。世界の環境関連の重要文書を翻訳に携わった研究員が解説する「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーの第2回では、国連環境計画(UNEP)の排出ギャップ報告書2022を取り上げます。本報告書

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「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナー 第1回

「適応ギャップ報告書2022(エグゼクティブ・サマリー):不十分で遅すぎる対応―気候変動への適応の失敗が世界を危険にさらす(日本語翻訳版)」

IGESでは、日本における国際的な情報共有を促進し、さまざまな立場の方々の意思決定に役立てていただくため、重要な環境関連文書を翻訳しています。この活動の一環として、わかりやすく、コンパクトに翻訳文書の内容をお届けするために、「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーを開始することとなりました。 世界の環境関連の重要文書を翻訳に携わった研究員が解説する「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーの第1回では、国連環境計画(UNEP)の適応ギャップ報告書2022を取り上げます。本報告書は、

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OECDシンポジウム

気候変動および環境分野におけるOECDの取り組みとG7への貢献

経済協力開発機構(OECD)は、より良い暮らしのためのより良い政策を実現するために、経済、教育、環境、開発援助の分野を中心とする専門知識に基づき、G7やG20をはじめとする国際的な政策プロセスに政策提言やデータ提供を行っています。本シンポジウムでは、気候変動および環境分野におけるOECDの取り組みを紹介するとともに、4月15日~16日に行われたG7 札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合へのOECDの貢献を共有しました。また、脱炭素社会への移行や...
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APFSDサイドイベント

パリ協定と持続可能な開発のための2030アジェンダのシナジーを促進する行動:アジア太平洋地域における都市間連携の強化

現在、アジア太平洋地域の大半の国は、パリ協定とSDGsの両方において目標達成に向けた軌道から外れています。2022年版の国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の報告書によると、同地域がSDGsを達成するのは2065年と予想されるなど、大幅な遅れをとっています。気候変動とSDGsは相互に深く関連しており、2つの国際目標を達成するには、取り組みの相乗効果(シナジー)を最大化させることが不可欠であると考えられています。このような背景から、2022年7月に「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に