2021年6月9日(水) 15:00-17:00(日本時間)
気候変動に関する最新かつ重要な科学的知見をまとめたFuture Earth、The Earth League、World Climate Research Programme(世界気候研究計画)による報告書「10 New Insights in Climate Science 2020」の日本語翻訳版が公開されました。IGESはThe Earth Leagueの一員として英語オリジナル版の準備過程に貢献すると同時に、Future Earth日本ハブによる本日本語版の作成に協力しました。この日本語版の出版を記念し、オンラインセミナーを開催します。本報告書の内容をご説明し、専門家によるプレゼンテーションとパネルディスカッションを通して、気候変動の”今” と"これから”、そして、日本の脱炭素化について考えます。
イベントの詳細
日時
2021年6月9日(水) 15:00-17:00(日本時間)
会場
オンライン
主催
使用言語
日本語
コンタクト
発表資料
15:00 | イベントの説明 | 【司会進行】江守 正多(国立環境研究所 地球システム副領域長/連携推進部 社会対話・協働推進室長) | |
15:03 | 開会挨拶 | 三枝 信子(国立環境研究所 地球システム領域長) | |
15:05 | フューチャー・アースの活動と「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセ ージ2020」の紹介 春日 文子(国立環境研究所 特任フェロー/フューチャー・アース国際事務局日本ハブ 事務局長) |
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グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)の活動と2020年に発表した温室効果ガス収支報告の紹介 白井 知子(国立環境研究所 地球システム領域 地球環境データ統合解析推進室長/GCP国際オフィス代表) |
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15:17 | 「2050年カーボンニュートラルに向けた日本の気候変動対策」 和田 憲拓(環境省脱炭素社会移行推進室 室長補佐) |
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15:31 | 「2050年に日本で脱炭素社会を実現するために」 増井 利彦(国立環境研究所 社会システム領域 脱炭素対策評価研究室長) |
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15:45 | 「観測とモデルで診る温室効果ガスの収支」 丹羽 洋介(国立環境研究所 地球システム領域 物質循環モデリング・解析研究室主任研究員) |
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15:59 | 「気候危機は他の多くの危機とつながっている」 渡辺 知保(長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科(TMGH)教授・学長特別補佐) |
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16:13 | 「コロナ禍・気候変動と新しい社会契約」 森 秀行(公益財団法人地球環境戦略研究機関 特別政策アドバイザー) |
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16:30 | パネルディスカッション | モデレーター:江守 正多 | |
パネリスト:講演者全員 | |||
17:00 | 閉会 |
関連出版物
気候変動に関する最新かつ重要な科学的知見をまとめたFuture Earth、The Earth League、World Climate Research Programme(世界気候研究計画)による報告書「10 New Insights in Climate Science 2020」の日本語翻訳版。2017年より毎年刊行され、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)締約国会議(COP)にあわせて公開されている。
今回の2020年版には21カ国から57名の専門家が参画し、野心的な排出削減、永久凍土の融解、森林伐採、水危機、メンタルヘルスとの関係、COVID-19の影響、都市の電化、気候訴訟等、広範なテーマに知見を提供し...