気候変動とエネルギー

UNFCCC COP20 公式サイドイベント

気候変動資金動員のための国内政策の役割
The Role of Domestic Policies in Mobilising Climate Finance

IGESと経済協力開発機構(OECD)は、COP20公式サイドイベント「気候変動資金動員のための国内政策の役割」を2014年12月5日に開催しました。サイドイベントでは、緩和技術の移転のためのファイナンスの障害や気候変動資金動員における国内政策の役割、グリーン投資枠組みの開発に関する各国の進捗等におけるIGESやOECDの活動が紹介されました。

日 時 2014年12月5日 15:00 – 16:30
会 場 公式サイドイベント会場 Machu-Picchu, Cuartel General del Ejército, リマ、ペルー
主 催 (公財)地球環境戦略研究機関(IGES)、経済協力開発機構(OECD)
文書
写真
要旨

OECDのGeraldine Ang氏は、クリーンエネルギーインフラ投資に関するOECD政策ガイダンスについて発表しました。ガイダンスは、特にクリーンエネルギーインフラを含む低炭素及び気候変動に対する適応技術・投資への民間資金動員を目的とした国内政策枠組み改善に向けて、各国事情に合わせて政府向けに作成されました。OECDのChristopher Kaminker氏は、ファイナンス制度、基金、リスク緩和、クリーンエネルギーインフラへの投資拡大を促す取引のカギといった、持続可能なエネルギーの機関投資動員へのチャネルに関するマッピングを紹介しました。IGESの Yuqing Ariel Yu氏は、途上国における緩和技術開発の妨げになっているファイナンシング費用及び信用制約について発表し、緩和事業の低い担保価値や銀行の低リスク・高炭素投資に関する嗜好性などが、途上国の高いファイナンシング費用の要因となっている点を指摘しました。

パネルディスカッションでは、国際金融公社(IFC)のAditi Maheshwari,氏が、国内投資への理解を求め、投資環境改善のために、政府からの明確なシグナルを呼びかけました。アジア開発銀行のXuedu Lu氏は、長期目標の重要性と、各国の開発計画における気候変動技術の主流化の必要性を強調しました。アルストムの Giles Dickson氏は、国ごとの短期・長期目標、資金支援、炭素価格付け、インセンティブ制度、インフラ支援の投資、途上国の吸収容量が、炭素集約システムから低炭素及び気候変動に対して強靭なインフラ・技術への投資パターンの転換において最も重要な政策であると指摘しました。

参加者からは、投資における環境的側面の必要性、教育の役割や政策改革、クラウド・ソーシング機会のポテンシャル、投資促進に同意するコミュニティの重要性等が指摘されました。

プログラム
15:00 Introductory remarks
Dr. Simon Buckle, OECD
15:05 Introductory remarks
Prof. Hironori Hamanaka, IGES
15:10 Joint presentation on the enabling environment and institutional investors
Ms. Geraldine Ang and Mr. Christopher Kaminker, OECD
 
15:30 Brief Q&A  
15:33 Presentation on finance for international transfer of mitigation technologies
Dr. Yuqing Ariel Yu, IGES
PDF(296kB)
15:48 Brief Q&A  
15:50 Introduction of the panellists and the discussion questions
Prof. Hironori Hamanaka, IGES
 
15:52 Panel Discussion
  • Facilitator:
  • Prof. Hironori Hamanaka, IGES
  • Panelists:
  • Ms. Aditi Maheshwari, International Finance Corporation (IFC)
  • Dr. Lu Xuedu, the Asian Development Bank (ADB)
  • Mr. Giles Dickson, Alstom
 
16:20 General Q&A and closing remarks
Dr. Simon Buckle, OECD

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