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■IPCCがノーベル平和賞を受賞
-IGES理事・上級コンサルタント 平石尹彦氏が授賞式に参加-
2007年12月11日
2007年12月10日、ノルウェー・オスロにて2007年のノーベル平和賞授賞式が開催され、米国のアル・ゴア前副大統領と国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がその功績を称えられました。

IPCCは、1988年に国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)によって設立された、世界各国の非常に多くのの科学者および研究者が参画している組織で、世界中の研究者より得られた最先端の知見を結集し、科学的根拠に基づいた地球温暖化とそれによる影響の将来予測や、対策・適応策の可能性の提示を行い、人類に警鐘を鳴らしてきました。

ノーベル賞委員会は、温暖化問題の深刻さと、その防止活動の重要性を強調した上で、IPCCに対し、人間の活動によって引き起こされる気候変動の問題を知らしめ、対応策の土台を築いたことを評価し、今回の受賞となりました。

Mr. Hiraishi with Nobel Peace Prize medal授賞式には、25人のIPCC専門家代表が参加しました。その1人として、IGES理事・上級コンサルタントである平石尹彦氏も式典に参列しました。

平石氏は、現在IPCC国別温室効果ガスインベントリータスクフォース共同議長を務め、日本人で唯一のビューロー委員として活躍されています。

今回のIPCCによるノーベル平和賞受賞について、平石氏に伺いました。

「今回の受賞は、これまでIPCCに協力してきた何千人もの専門家たちの20年の努力が表彰されたわけですから、その代表として今回の授賞式へ参加できたことは、大変光栄なことです。たまたま今回の授賞式にIPCCから参加した日本人は私だけでしたが、実際には多くの日本人専門家がIPCCの活動に貢献しています。

表彰式は、大きな壁画と一万本の花で飾られたオスロ市庁舎ホールで行われました。ノルウェー国王をはじめ王室の方々も参加され、100年の伝統を感じさせる素晴らしい式典でした。IPCCパチャウリ議長及びゴア氏の演説は、どちらも非常に率直で力強いものでしたし、その後の晩餐会も、非常に和気あいあいとした雰囲気でした。翌日はノーベル平和賞コンサートなどいくつかの行事が開催されましたが、中でも子供達のコンサートには大変感動しました。」

IGES内には、1999年よりIPCC国別温室効果ガスインベントリープログラム(NGGIP)の技術支援ユニット(TSU)が設置されています。TSUは、各国が温室効果ガスの排出・吸収量目録(インベントリー)を作成する際に指針となるガイドラインを策定・発行するなど、NGGIPの実質的な運営を担っています。

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