Activities
UNFCCC SB36 サイドイベント
ダーバンプラットホームへの軌跡:アジアにおける新たな枠組み、新市場メカニズム、MRV
地球環境戦略研究機関(IGES)は、第36回国連機変動枠組条約の補助機関会合(UNFCCC SB36)のサイドイベント「ダーバンプラットホームへの軌跡:アジアにおける新たな枠組み、新市場メカニズム、MRV」をドイツのボンにて2012年5月16日に開催いたしました。

本サイドイベントは、アジアにおける重要な課題である統一的な気候変動に関する枠組み、温室効果ガス排出量・削減量のMRV方法論の開発、REDD+におけるガバナンス強化、福島第1原発事故後の日本のエネルギーシナリオ予測について、研究成果を発表致しました。会場には、約40名の政府関係者、研究機関、NGO等が参加し、積極的に意見を交換しました。

日時
2012年5月16日 20:00-21:30
場所
ドイツ運輸省(ドイツ・ボン)
主催
地球環境戦略研究機関(IGES)
アジェンダ
70KB
 
発表資料
明日香 壽川, IGES気候変動グループ ディレクター
"Emerging new framework after Durban"
590KB
二宮 康司, IGES市場メカニズムグループ ディレクター
"MRV development and new market mechanisms in Asia"
191KB
フェデリッコ・ロペス・カセーロ, IGES森林保全グループ 研究チーム 研究員
"Developing quality standards to strengthen governance for REDD+ and forest sector MRV"

1.1MB
倉持 壮, IGES気候変動グループ 研究員
"Future energy and emission scenarios in Japan following the Fukushima accident"
188KB
 
イベント報告
明日香壽川 (IGES気候変動グループ・ディレクター)は、カルタヘナ・ダイアログやダーバン・アライアンスなどの、気候変動に関する新たな動向を紹介しました。特に、EU排出量取引制度の拡張案や広範囲にわたる税政策などの統一的な仕組みが、適切に制度が設計される限り、有効であると述べました。
二宮康司 (IGES市場メカニズムグループ・ディレクター)は、IGESが2011年度に実施したアジアにおけるGHG排出量・削減量のMRV方法論の開発とキャパシティ・ビルディング活動について説明しました。その上で、アジア各国で実施した広範囲の部門でのGHG排出量・削減量のMRVパイロットプロジェクトの初期結果から、途上国の現場で実際に採用されている現状のモニタリング方法やデータ管理方法を踏まえた簡素かつ信頼性の高いMRV方法論が確立されないことには、新クレジットメカニズムやNAMAの実施は不確実な状態に置かれるとの結論を提示しました。
フェデリッコ・ロペス・カセーロ (IGES森林保全チーム研究員)は、森林分野におけるREDD+とMRV実施には、ガバナンスの強化が必要であると述べました。また、ネパールにおける研究結果から、ガバナンスに対するスタンダードと開発と伴に、広範囲に及ぶ関係者のガバナンスへの積極的な参加が不可欠であると発表しました。
倉持壮 (IGES気候変動グループ研究員)は、福島第1原発事故後の日本のエネルギー政策の最新動向を紹介し、長期的なエネルギーと気候変動政策のシナリオを予測するモデルについて紹介しました。
 
これらの研究発表に対して、デニス・ティルパックWRI上席顧問から、GHG排出量・削減量のMRVの枠組み、EU-ETSでの経験、エネルギー政策を検討する上での前提条件等を踏まえて包括的な講評が行われました。

 
お問い合わせ
IGES 市場メカニズムグループ
〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
tel: 046-826-9592 fax: 046-855-3809 E-mail

ページの先頭へ戻る