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Commentary (Op. Ed)
パリ協定を実現するためのファイナンスという視点で日本の昨今の取組みの成果と課題を見ていく。TCFDへの官民を横断した取組み、グリーンボンド市場の成長、年金積立管金管理運用独立行政法人(GPIF)によるESG投資の取組みなど、サステナブルファイナンスへの取組みは広がりを見せている。こうした取組みにおける課題への対応、サステナブルファイナンス手法の広がりへの期待に加えて、サステナブルファイナンスの本来の目的を再確認することの重要性、温室効果ガス削減に関する野心的な目標設定の必要性を指摘する。
Discussion Paper
再エネの導入を促進するため、我々は「緑の贈与」という仕組みを提案している。これは、祖父母が子や孫に対し、現金ではなく太陽光等の再エネを対象とした投資証券や太陽光パネルなどの再エネ設備を贈与することを、贈与税の軽減を以て促すことを企図するものである。この仕組みの利点は、贈与を受けた子や孫は償還金や売電収入を通じて財産を継承することができ、また、祖父母は環境に貢献しつつ自らの財産を次世代に引き継ぐことができるという、世代間や環境と経済のウィン-ウィンの関係をもたらすことである。アンケート調査に基づく結果からは、15年間に亘る本仕組みの経済規模は16兆円に上ると推定されている。  本稿の目的は、再エネのシェアや雇用機会、化石燃料輸入費、CO2排出削減などの点から...