自然資源・生態系サービス

インドネシアの森林管理政策・制度の現状と課題

インドネシアでは、1998年のスハルト政権崩壊後、地方分権化に伴う森林伐採許可の乱発や違法伐採によって、森林の劣化が進行しました。一方、ユドヨノ政権以降、森林管理制度の再構築が進み、森林管理区(KPH)やインドネシア木材合法性証明制度(SVLK)などの先進的な政策や制度が導入され、森林劣化抑制の努力が続けられています。これらの新しい取り組みは、マレーシアなど他のASEAN諸国にも波及しつつあります。

日本は、インドネシアの合板や紙の主要な輸出先のひとつです。日本では、本年5月に「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」が制定され、輸入された木材や紙製品の合法性の証明とその執行状況の確認が求められるようになり、インドネシアでの木材生産の状況についても関心が高まっています。

本セミナーでは、インドネシアの森林管理政策・制度の概要や法執行の状況、違法な木材生産と合法性証明制度に関する現状とその改善策について、インドネシアから専門家を招いてご講演いただきま した。また、合板生産の主要な木材供給源となっている択伐コンセッションの状況についても説明するとともに、日本の違法伐採対策の推移についても議論を行いました。

プログラム
13:00 開会挨拶
ヘンリー・スケーブンス (IGES自然資源・生態系サービスエリア 上席研究員)
日本語 (1.7MB)
英語 (1.5MB)
13:10 趣旨説明
鮫島 弘光 (IGES自然資源・生態系サービスエリア 研究員)
日本語 (1.5MB)
第1部 基調講演
  「インドネシアの林業政策、ガバナンス、制度の発展」
Bramasto Nugroho (ボゴール農科大学 林学部森林管理学科 教授)
英語 (2.8MB)
  「インドネシアの森林管理、違法な伐採と流通、木材合法性システム、インドネシア林業の将来のための森林管理区制度の導入」
Agus Setyarso (インドネシア林業専門家認証機関 議長)
英語 (3.8MB)
  「インドネシアの択伐コンセッションの持続性」
鮫島 弘光 (IGES自然資源・生態系サービスエリア 研究員)
日本語 (3.1MB)
  「日本の違法伐採対策の推移~グリーン購入法からクリーンウッド法へ」
三柴 淳一 (認定NPO法人 FoE Japan 副代表理事/事務局長)
日本語 (7.5MB)
英語 (3.5MB)
第2部 パネル・ディスカッション
コメント: 百村 帝彦(九州大学 熱帯農学研究センター 准教授)
写真
日時 2016年12月15日(木) 13:00-17:00 (受付12:30-)
場所 東京大学農学部キャンパス フードサイエンス棟 中島董一郎記念ホール
(〒113-8654 文京区本郷7-3-1) アクセス
主催 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
地域研究コンソーシアム
京都大学東南アジア研究所
東京大学アジア生物資源環境研究センター
木材利用システム研究会
参加者数 約70名
使用言語 日本語・英語 (同時通訳付)
参加費 無料

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