グリーン経済

グローバル・カリキュレーターについて

「グローバル・カリキュレーター」は、世界のエネルギー、土地、食料のシステムをモデル化したものです。ユーザーはこのモデルを使って2050年までに世界の排出量を減らすためのさまざまな選択肢を検討し、その選択が2100年までに気候にどういう結果をもたらすのかを調べることができます。また、無料で利用できるオープンソースの対話型ツールとして、私たちのライフスタイル、使用するエネルギー、そして気候にもたらす結果の関連性を理解するのに役立ちます。グローバル・カリキュレーターは英国エネルギー・気候変動省(DECC; Department of Energy and Climate Change)と世界各国の専門家が集まったチームにより開発され、2015年に正式に発表されました。

グローバル・カリキュレーターは、英国発で世界中に広まり好評を得たエネルギーモデリング手法「2050カリキュレーター」のスピンオフです。日本では、地球環境戦略研究機関(IGES)が国立環境研究所(NIES)と協力して日本版2050カリキュレーター――正式名称「2050低炭素ナビ」――を開発しました。

グローバル・カリキュレーターへは、研究者、政策立案者、一般市民からますます注目が集まっています。非常に評判がよいため、開発者は要望に応えて数カ国語――英語、中国語、インドネシア語、ポルトガル語――で利用できるようにしています。現在さらに数カ国語(アラビア語、フランス語、ヒンドゥー語、ロシア語、スペイン語)を追加しているところです。IGESは「2050低炭素ナビ」の経験を踏まえ、世界の長期的な気候シナリオを理解する上でのグローバル・カリキュレーターの重要性に鑑みて、環境省の資金援助と英国DECCの技術支援を受けて2015年にグローバル・カリキュレーターの日本語への翻訳を実施しました。日本語版グローバル・カリキュレーターは2050低炭素ナビと併せて、意識向上と教育のためだけでなく、世界と日本が直面する気候変動問題について情報に基づいた対話を行う上でも、非常に有用だと考えられています。

グローバル・カリキュレーターでシミュレーション
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  • グローバル・カリキュレーターの使い方
出版物・資料
 2050年の世界に向けた重要なメッセージ
  • 概要
  • 詳細な所見(ライフスタイル、技術と燃料、土地、コスト)
  • 2℃を目指す理由
  • 神話の崩壊(よりクリーンな化石燃料への切替、化石燃料の枯渇、大気からの炭素の吸収、人口増加の抑制)
  • さらに詳しく知るために
  • このメッセージはどのように生み出されたか
  • 付録:4つの起こりうる2℃経路
 2℃経路の部門別指標
  • 輸送
  • 建物
  • 製造
  • 発電と燃料
  • 土地、食料、バイオエネルギー
  • 排出量その他
 The Global Calculator Official Website
 IGESコメンタリー: 地球規模での2℃目標は達成可能:グローバル・カリキュレーターのメッセージ(2016年9月)

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