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IGES気候変動グループ出版物 > クライメート・エッジVol.12


Vol. 12 (2012年1月発行)  印刷版ダウンロードPDF(2.0MB)

新年・増刊号: ダーバン合意を読み解く
「本増刊号はダーバン合意の個別の内容について、パラグラフ毎に何を意味するのかを噛み砕いて説明し、その背景説明や交渉過程を提供することで、ダーバン合意を読み解くためのガイドとなることを目指したものです。
増刊号では、1)将来枠組みに向けた道筋(ダーバン・プラットフォームと京都議定書第二約束期間)に関する決定文書、およびカンクン合意の実施のための一連の決定のうち、2)共有ビジョン、3)市場メカニズム、4)資金に関する決定文書についてまとめています。
緩和(温室効果ガスの排出量削減や吸収源の拡大)策や、気候変動がもたらす悪影響への適応策については、次号以降のクライメート・エッジ(通常版)に掲載されます。ぜひご一読下さい。

新年・増刊号: ダーバン合意を読み解くPDF(1.2MB)

巻頭言
IGES理事長
浜中 裕徳

昨年、第17回国連気候変動枠組条約締約国会議(UNFCCC COP17、ダーバン)は、全ての条約締約国に適用する議定書、その他の法的文書または法的効力のある合意された成果の採択に向けた新たな「ダーバン・プラットフォーム」プロセスの立ち上げに合意すると共に、京都議定書第2約束期間の設定、緑の気候基金の全体的な制度設計やカンクン合意の実施のための一連の決定を採択した。特に「ダーバン・プラットフォーム」への合意は、全ての締約国に適用する法的枠組みの策定を目指すという点で歴史上初の画期的な成果である。・・・
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特別寄稿1
二流国転落の入り口に立つ日本:COP17での日本
青山学院大学
国際政治経済学部教授
小島 敏郎
・・・2020年までの間、京都議定書の義務を負わない先進国(京都議定書第二約束期間を設定しないロシア・日本、京都議定書から離脱するカナダ及び京都議定書を批准していないアメリカ)及び途上国は、「カンクン合意」に従って「コペンハーゲン合意」に登録した削減目標をCOP決定に定められた方法によって実施することとなる。COP17では、各国の排出削減対策の測定・報告・検証に関するガイドラインや、「緑の気候基金」の基本設計に関する事項なども決定された。・・・
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目次
(クリックすると本文頁に移動します)
巻頭言
IGES理事長 浜中 裕徳
特別寄稿1:二流国転落の入り口に立つ日本:COP17での日本
青山学院大学国際政治経済学部教授 小島 敏郎
特別寄稿2:ダーバン会議の合意とダーバン後の気候変動の国際的枠組みの課題
名古屋大学大学院環境学研究科 教授(国際法) 高村 ゆかり
ダーバン後の「公平」な枠組みの構築へ向けて
IGES 気候変動グループ・ディレクター / 東北大学東北アジア研究センター・教授 明日香 壽川
気候変動分野における適応策の実施支援〜 既存の資金メカニズムや支援の取組から見える緑の気候基金への示唆〜
IGES気候変動グループ
研究員 福田 幸司、特任研究員 脇山 尚子、研究補助 清水 規子
<連載>主要国の最新動向(7)-インド、韓国、米国、インドネシア
低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet):低炭素社会研究の最前線から−LCS-RNetパリ年次総会成果報告
ACP Newsletter vol.2
出版・活動報告
Svapnam 夢
編集後記
メール配信のお申込み

特別寄稿2
ダーバン会議の合意とダーバン後の気候変動の国際的枠組みの課題
名古屋大学大学院
環境学研究科 教授(国際法)
高村 ゆかり
・・・そもそもダーバン会議は、前年の2010年のカンクン会議で合意されたカンクン合意を基に、気候変動対策の国際的規則を策定していくこと(しばしば「カンクン合意の実施」などと呼ばれる)が会議の主眼となることが想定されていた。策定される国際的規則が法的拘束力ある形式で採択するかも争点の一つとなっていた。他方で、2011年半ば頃より、京都議定書第二約束期間をすべての国が参加する新たな議定書までの「つなぎ」と位置づけ、膠着した交渉を打開し、妥協を探る動きが出てきた。それに伴って、この新たな議定書策定交渉を開始するか否かがダーバン会議の重要な争点の一つになった。・・・
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ダーバン後の「公平」な枠組みの構築へ向けて
IGES 気候変動グループ・ディレクター
東北大学 東北アジア研究センター・教授
明日香 壽川
2011年末のCOP17において歴史的な合意がなされた。今後は、2020年から先進国と途上国との間である程度のシンメトリックな法的拘束力を持つ新たな国際枠組みが全条約締約国に適用されるという前提で交渉が行われる。・・・
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気候変動分野における適応策の実施支援
〜既存の資金メカニズムや支援の取組から見える緑の気候基金への示唆〜


  IGES 気候変動グループ
研究員 福田 幸司
特任研究員 脇山 尚子
研究補助 清水 規子
・・・緑の気候資金(GCF)は、COP15のコペンハーゲン合意及びCOP16のカンクン合意において確認された先進国による途上国支援としての「2020年までに年間計1,000億米ドルの動員」という目標の大部分を担う機関とされている。この資金支援対象のうち特に気候変動に対する脆弱性を減らし耐性を強化するための適応分野の施策については、気候変動の影響に脆弱な小島嶼国や後発開発途上国が対策の実現のための原資としてGCFに寄せる期待は大きい。・・・
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連載
主要国の最新動向(7) - インド、韓国、米国、インドネシア -
インド India and Durban Negotiations: A Snapshot
  IGES 気候変動グループ・研究員
ジャナルダナン・ナンダクマール
There are various efforts being undertaken by the country to address the concern on growing emission to enable a more coordinated policy and governance structure. In this context India has also been a party to the Durban agreement which highlights the importance of legally binding framework by 2020. However, domestically the Durban agreement raised mixed responses. ・・・
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韓国 グリーン成長戦略:正念場はこれから
  IGES 気候変動グループ 研究補助
宮塚亜希子
2012年は主要各国で政治主導者の交替が相次ぐ一年となり、各国で引き継がれる気候変動政策の今後の展開にも注目が集まる。そんな折、昨年末に韓国と国境を分かつ北朝鮮では金正日総書記の急死により新体制が発足した。・・・
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米国 United States Support for Nuclear Energy in the Post- Fukushima Era?
  IGES 気候変動グループ
主任研究員 エリック ザスマン

研究員 福田 幸司
特任研究員 吉野 まどか
IGES プログラム・マネージメント・オフィス 
研究員  市原純
For much of the past decade, the United States has begun a gradual shift in its nuclear energy policy. The Energy Policy Act of 2005 was the first clear sign that the United States government would support the construction of new nuclear plants since the 1979 Three Miles Island accident1 halted plant constructions more than three decades earlier.・・・
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インドネシア
温室効果ガス排出削減に係る国家行動計画の策定
  IGES プログラム・マネージメント・オフィス・
研究員  市原純
インドネシアは、2020年までに対策を取らない場合(BAU)から独力で26%、また、国際的支援の下では41%のGHG排出削減とする目標を掲げている。コペンハーゲン合意に対する目標としても同目標を提出している。

同排出削減目標の達成に向け、2011年9月に「温室効果ガス排出削減に係る国家行動計画(インドネシア語で、RAN-GRKと略される)」が大統領令として策定された。 ・・・
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LCS-RNet 低炭素社会国際研究ネットワーク
低炭素社会研究の最前線から−LCS-RNetパリ年次総会成果報告
IGES気候変動グループ
LCS-RNet 事務局
・・・ 現在、新興経済国でインフラストラクチャーの建設が進められているが、こうしたインフラストラクチャーの寿命は数十年から数世紀にまたがるものさえある。現在、金融・財政危機の只中にあって、環境面で持続可能性が低い炭素多排出型のインフラストラクチャーを選択してしまうと、この先長きにわたりこの状況から抜け出せなくなる(ロックインされる)状況に陥ってしまう。・・・
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LCS-RNetウェブサイト(英語)
ACP Newsletter 2011 vol.2 IGES気候変動グループ
アジア・コベネフィット・パートナーシップ事務局

アジア・コベネフィット・パートナーシップが発行するニュースレター「The Co-benefits Corner」です。

ダウンロード(英語)PDF(370KB)

アジア・コベネフィット・パートナーシップ ウェブサイト(英語)


出版・活動報告
活動: COP17サイドイベント
「Low-Carbon Development in Asian Countries(アジア諸国の低炭素型発展)」

2011年12月1日 南アフリカ・ダーバン

 IGESは南アフリカ・ダーバンで開催された国連気候変動枠組条約第17回締約国会議(UNFCCC COP17)において、中国の清華大学エネルギー環境経済研究院とサイドイベントを共催しました。政府関係者、市民団体や企業等より100人余りの参加者を得た本イベントでは、日本と中国における国内政策や炭素市場の開発に向けた取組に関する最新の知見を共有するとともに、低炭素型発展に向けた両国の協力可能性などについて発表とディスカッションを行いました。

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活動: 2011年度 第2回 IGES地球環境セミナー「COP17結果速報と今後の展望」
2011年12月21日 横浜

 本セミナーでは、COP17での議論の内容と結果をいち早く報告するとともに、地球温暖化対策の今後の展望についてIGES独自の考察を発表いたしました。

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活動:IGES-ERI政策研究会合:低炭素型発展へ向けて
〜2013年以降の気候変動に関する国際枠組み及び日中の政策研究協力の在り方について〜

2012年1月6日 中国・北京

IGESは環境省からの請負業務の一環として、能源研(中国国家発展改革委員会エネルギー研究所、ERI)とともに日中の今後の政策研究協力の在り方等について話し合う日中政策研究ワークショップを開催しました。今回で6回目となる本会合では、COP17の結果を踏まえた上で、3つのテーマ(日中および主要国における国内気候変動政策の最新動向、将来の気候変動対策の展望、今後の国際交渉の促進に向けて研究者に期待される役割及び本ワークショップを含む日中の政策研究協力のあり方)について政策担当者や研究者による率直かつ活発な意見交換が行われました。

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出版物:気候変動グループWorking Paperシリーズ

気候変動政策に関する様々なテーマで発行しています。ワーキング・ペーパーは全てダウンロードが可能ですので、是 非ご覧下さい。

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出版物:気候変動分野における途上国支援に対する測定・報告・検証(MRV)の運用に向けて: 資金、技術およびキャパシティビルディングの視点から

(1.4MB)
2012年1月
IGES Policy Report 2011-05

気候変動対策に対する資金援助、キャパシティ・ビルディング、技術開発・移転といった途上国支援についてこれまでの気候変動次期枠組みに関する国際交渉の進展を踏まえて概観するとともに、カンクン合意の運用化に向けて、これら異なる支援の側面に対するMRV(測定・報告・検証)のモダリティのあり方や関連する既存の仕組み・ツールについて整理・分析を行います。
Svapnam 夢

Green leaves and running streams
Fade as memories of past
I cannot see the sun; nor the blue sky
Will the Kyoto dreams perish under the dark clouds?

Hope Durban be a summer shower,
Or will it fly away over the rainbow?
I hear the ticking sound of nature; it tells that we
are on the verge
Can the God (debatable) revert the age of
Anthropocene (un-debatable) or
where shall we knock?



編集後記
新たな年を迎えて間もなく一か月。多くの人がきっとそうであるように、自らも中長期の目標を視野に入れた新年の誓いを立てた。何がなんでも達成するためにと拘束力を課すのはきついけれど、積年の課題でもあり、単純延長は避けたいところ。一度決めたら目標値は考え直さず、今年の干支の龍のように、目指す処まで突き進みたい。

今年も多くの方に読んで頂ける記事を発信していきますので、クライメート・エッジをどうぞ宜しくお願い申し上げます。(宮塚亜希子)

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発行日:  2012年1月26日
編集・発行: 財団法人地球環境戦略研究機関 気候変動グループ
〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
TEL: 046-855-3860 FAX: 046-855-3809 E-MAIL: cc-info@iges.or.jp

※このニュースレターの内容は執筆者の見解であり、IGESの見解を述べたものではありません。
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