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メールニュースE-alert"

Vol. 10 (2011年7月発行)  印刷版ダウンロードPDF(800KB)

京都議定書第二約束間期不支持3カ国の分析
IGES 気候変動グループ・ディレクター
東北大学 東北アジア研究センター・教授
明日香 壽川

・・・本稿では、現時点でCP2に反対している国々のうち、日本を除く3カ国の国内政治状況を、政策決定者が依存する国内政治基盤(Domestic constituency)、政策決定者自身が持つ既得権益、政策決定者が温暖化対策否定のロジックとして用いている温暖化懐疑論の役割などの観点から分析する。それによって、国際社会の総意としては温暖化対策が進まない要因について考えてみたい。・・・
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特別寄稿1
京都議定書第二約束期間に削減目標を設定しないことの法的含意
名古屋大学大学院
環境学研究科教授(国際法)
高村ゆかり
・・・本稿では、こうした文脈において、第二約束期間の削減義務を定める附属書Bの改正とそれに関連する京都議定書の改正(以下、まとめて「附属書Bの改正」とする。)の案文が合意され、採択されたが、現在京都議定書の締約国である国(例えば、日本)がその改正を批准しない場合、どのような影響があり得るのかを検討してみたい。・・・
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目次
 (クリックすると本文頁に移動します)
京都議定書第二約束期間不支持3カ国の分析
<特別寄稿@>京都議定書第二約束期間に削減目標を設定しないことの法的含意 
名古屋大学大学院 環境学研究科教授 高村ゆかり
<連載>カンクン合意を読み解く(3)途上国の緩和行動
<特別寄稿A>民間主導の「環境金融復興債」の創設で、東北再生
上智大学 地球環境学研究科教授 藤井良広
東北復興のための具体的案件
<連載>主要国の最新動向(5)-中国
書評「エイズを弄ぶ人々-疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇-」
<新連載>低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet):アジア低炭素発展に 研究者を結集する
出版・活動報告
Svapnam 夢
編集後記
メール配信のお申込み
カンクン合意を読み解く(3):途上国の緩和行動
IGES気候変動グループ
主任研究員・副ディレクター
田村 堅太郎
今回はカンクン合意のうち、途上国の緩和行動(温室効果ガス(GHG)排出量の削減・吸収に向けた行動)に関する部分について取り上げる。
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特別寄稿2
民間主導の「環境金融復興債」の創設で、東北再生を

上智大学
地球環境学研究科教授
藤井良広
・・・東日本大震災の復旧を進めるための復興基本法がようやく国会で成立、復興費の財源となる復興債(国債)の発行、復興特区の設立などが打ち出された。震災による直接被害だけで16兆9000億円という膨大な傷跡を治癒し、新たな地域社会を切り拓く一歩を、どうにか踏み出せそうな形だ。しかし、復興債の償還財源を増税で賄うのかは依然、不明で、震災対策の緊急性と将来世代への負担の軽重とのバランスが問われている。・・・
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東北復興のための具体的案件
IGES 気候変動グループ・ディレクター
東北大学 東北アジア研究センター・教授
明日香 壽川
現在、さまざまな場で東北地域復興のための案件形成が求められている。IGES気候変動グループは、多くの方々や団体と協力しながら、地域再生、雇用促進、エネルギー多様化/分散化、低炭素成長につながるような案件のデータベース構築を考えている。下記は、被災地域にある東北大学の浅沼宏環境科学研究科准教授、農学研究科両角和夫教授、(財)みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)の方々にも情報提供をいただいた案件の具体例である。・・・
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連載
主要国の最新動向(5) -中国-
中国 The policy path under 12th Five Year Plan @
  IGES 気候変動グループ・特任研究員
ヘレン・グオ
The 12th Five-Year Plan which has been approved by the National People’s Congress, China’s top legislature, identifying the proactive approach to combat climate change as a key element. In line with this, a special legislation is at the stage where it is being prepared, assessed and where public opinion is being collected since this March and hopefully the draft will be finished by the end of 2011. ・・・
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書評「エイズを弄ぶ人々―疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」(原書名:DENYING AIDS) 著者:S. C. Kalichman 出版社:化学同人(2011/01/31 出版)
IGES 気候変動グループ・ディレクター
東北大学 東北アジア研究センター・教授
明日香 壽川
この本は、朝日新聞の書評欄でも紹介されてました。「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)はエイズの原因ではない」「政府と製薬企業と先進国が陰謀をはかっている」「エイズ治療薬は危険である」「エイズの原因は生活習慣や環境である」などのHIV/エイズ否認主義者の主張の背景にある疑似科学と陰謀説の実態を詳細に明らかにし、人が否認主義に陥る心理を鋭く分析しています。・・・
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新連載 LCS-RNet 低炭素社会国際研究ネットワーク
アジア低炭素発展に研究者を結集する
IGES気候変動グループ
LCS-RNet 事務局
・・・LCS-RNet連載記事の第一弾として、LCS-RNetの活動と、これまで開催されたインドネシア、タイ、カンボジアの会合の成果、およびマレーシア会合に関する概要について簡単に紹介したい。・・・
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出版・活動報告
活動:「第3回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP2011)」における各種セッション、ワークショップの開催
2011年7月26-27日 パシフィコ横浜

IGESは、2011年7月26日(火)及び27日(水)に横浜において「第3回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム (ISAP2011):東日本大震災の教訓〜Rio+20につなぐアジア太平洋からの新たな視点」を開催しました。2日間で延べ約850名の参加者を迎え、活気に満ちた議論が行われた中、気候変動グループは下記のセッション及びワークショップを開催しました。結果については今後気候変動グループウェブサイトでお知らせしていきます。
ISAP2011の詳細はこちらをご覧ください
記事:“Rethinking the myth that we cannot make energy independence financially feasible”
「Japan Times」 2011年6月11日付 気候変動グループ ジャナルダナン・ナンダクマール
詳細はこちらをご覧ください
記事:“温室効果ガス排出削減を超えた交通コベネフィット・アプローチの 推進に向けて”
「Business i. ENECO(月刊ビジネスアイ エネコ)」 2011年7月号 (株式会社日本工業新聞社)
気候変動グループ ジェーン・ロメロ、宮塚亜希子(協力)
Svapnam 夢

"Afar I see my planet burning; I long to see green,
I long to see water and I long to see life with enough food to eat
I wait for the empire to douse the climate rumble
And I wait to see that none would renege"



編集後記
ところで、今この短文をマニラの街角で書いている。突進する車でひしめく道を隔てて建つショッピング・モールには昼夜問わず出入りする人の流れが続く。昨日訪ねた研究者は、高層ビルの窓から見下ろす市内を、マニラ湾の地平線、鉄道の向かう先をなぞりながら指差し、混みゆく道の様子や散らばる緑地、わずか一握りの富裕層が住む家々を丁寧に教えてくれた。発展の勢いを得た見知らぬ市街に立つと、「アジア」と一括りに言うにはあまりに口惜しくなる。そしてふと、東京方面に向かう電車内で時折思うように、今ここで「温暖化を止めよう」と言って何人が頷いてくれるだろうかという想いに駆られた。この街の発展の勢いを止めようとは思わないが、スピード落とさず通行人に容赦なく突進してくる車の流れはどうにかせねばなるまい。(宮塚亜希子)

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発行日:  2011年7月25日
編集・発行: 財団法人地球環境戦略研究機関 気候変動グループ
〒240-0015 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
TEL: 046-855-3860 FAX: 046-855-3809 E-MAIL: cc-info@iges.or.jp

※このニュースレターの内容は執筆者の見解であり、IGESの見解を述べたものではありません。
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