気候変動とエネルギー

市場メカニズム

アジア各国における温室効果ガスの効果的な排出削減を目指し、新たな市場メカニズムの制度設計の提案及び二国間クレジット制度(JCM)の情報普及と能力構築を実施します。

温室効果ガスの排出削減を費用対効果的に行うための新たな手法として、市場メカニズムの活用が注目されています。本研究タスクでは、市場メカニズムの効果的な導入・実施を支援するとともに、制度に影響を受ける企業等の視点を政策立案者に伝えることで、実効的な政策立案に貢献することを目指します。

研究コンポーネント
二国間クレジット制度(JCM)の キャパシティ・ビルディング

JCMのホスト国政府・事業者等、現地関係者のキャパシティビルディング(人材育成)を通じてJCMプロジェクトの実現に貢献します。

  1. JCM組織体制の支援
    ホスト国JCM事務局によるJCMプロジェクトの実施体制作りや、承認手続の改善等を支援しています。
  2. JCMに関する情報提供とトレーニング
    効率的にJCMプロジェクトを実施するために、アジア各国のプロジェクト事業者や投資家に対し、JCMに関する包括的で有用な情報を提供しています。ホスト国におけるプロジェクトの妥当性確認、クレジットの検証を行う第三者検証機関(TPE)候補者向けのトレーニングを提供しています。JCMガイドラインに記載された手続きや要件等をまとめたブックレットやTPE向けガイドラインを作成し、提供しています。
  3. JCMプロジェクトの発掘及び開発支援
    ホスト国政府や自治体とのワークショップの開催や、JCM方法論作成の技術的コンサルテーション等を実施しています。
  4. JCMマッチメイキング・プラットフォーム
    日本とJCMのパートナー国の企業の皆様がお互いの持つプロジェクトのアイデアや関心のある技術情報の交換を支援することを目的としています。本プラットフォームは、企業情報オンラインフォームと企業検索機能で構成されています。
クリーン開発メカニズム(CDM)改革

提案: IGESとカンボジア政府は2006年10月、2007年11月、2009年9月に後発開発途上国(LDCs) のためのCDM手続きの簡素化に関して、共同でCDM理事会に提案しました。案件形成の負担軽減のためのIGESとカンボジア政府による標準化ベースラインの共同提案2013年11月CDM理事会により承認されました。また、IGESは独自のデータベースを利用した定量分析や各国における活動の経験を基にCDMの改革に関する提案を行っております。

CDM改革会議の開催: IGESは2010年より活動国の政府を招聘し、定期的にキャパシティビルディング総会を開催し、各国におけるCDMキャパシティビルディング活動の経験及び教訓を共有し、CDM制度改革に関する具体案について議論しています。

データベース及び覚書

UNFCCC事務局とIGESは2008年5月にCDMデータの交換に関する覚書を締結し、データ分析に関する協力を実施しています。
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